名は石榴。果実は、鬼子母神に由来するというのに花の可憐さはなぜ?/旧6/2・庚午

雨降りが一段落した早朝。

駅へと急ぐ視界の中に入ってきたのは、赤い星??

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…が落ちていた???

帰路、わざわざ同じ道を通って確認すれば、可憐な赤い花が咲いていました。

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寄ってみれば…(実際は、デジカメのズーム機能を使えば…)

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おおっ!なかなかに美しい花です。

そして、落ちていたのは、蛸さんウインナー?

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数日後、違う道を行けば、アスファルトに、同じ赤い星がちらばっていて、見上げれば…。

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花に交じって星が咲いていますね!

このかわいくも可憐な花は、さらに日にちを経て、昨日、これに変わっているのを発見!
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ああっ!ザクロです!

ザクロは、柘榴とか石榴とか書いて、鬼子母神に由来ある果実。

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鬼子母神さんは、かつて、たくさんの子供を持ちながらも、ヒトの子を捕まえて食らう、恐ろしい神さまだった。
ところが、お釈迦様によって、子を失う親の苦しみを悟らせられて、仏法に帰依。

それからは、仏法の守護神となり、子供と安産の守り神となった。

といっても、守護神ですから、やっぱり、戦えば強くて怖いカミサマなんでしょうね…たぶん。

ごつごつとして、割れば、ちょっとグロテスクな印象のザクロの実。
そして、それに似ても似つかない赤い花の可憐さ。

その対比が、恐ろしさと優しさが表裏一体であるような…鬼子母神のイメージをうまく表しているような気がします。

そうと思って印象に残ったからなのかどうなのか、この赤い花が、あちらにもこちらにも。
我が町は、ザクロの密集地帯のごとくです。

…なんで、いままで気が付かなかったんだろう?

実が熟して、ざっくりと割れ、なかからつぶつぶがはみ出してくるのは、10月とか11月でしょうか?
それまで、忘れないよう、ご近所の花地図でも作っておこうかと思います。

しかし…。
恐れ入谷の鬼子母神にも、雑司ヶ谷の鬼子母神にも、このザクロの花はなかったような…。
朝顔市ばかりが、フーチャーされるので、知らなかっただけでしょうか?

そういえば…朝顔市ももうすぐです

雑司ヶ谷鬼子母神の夏市(朝顔市)も、入谷鬼子母神の朝顔市も、7月6日~8日。

出かけたついでに、ザクロの樹のあるなしも、ちゃんと確認してこようと思います。

◆2014年6月28日/旧暦6月2日/水無月庚午の日