そろそろ水仙が見ごろ。群生する花を楽しむ「花見」は、ここからスタート!梅⇒菜の花⇒寒椿⇒桜と続きます。/1/29=旧12/10・乙巳

ご近所に水仙が目立ち始めたんで、観覧車のあるあそこへ。

葛西臨海公園の観覧車

各地の海岸沿いの町で「水仙まつり」が開催されるのもちょうど今ごろ。
福井県の越前海岸の水仙は有名で、東京近県でも「伊豆下田」とか、房総半島の「水仙ロード」などが惹かれる水仙スポット。

ああ、行ってみたいけど遠いかなぁ…。

と思っていたら、ある年、葛西臨海公園でも日本水仙の群生があると知りました。
で、毎年、ご近所で水仙が咲くのを見つけるやいなや、思い出すのは、あの観覧車のある場所の水仙。

巨大観覧車の足元には、可憐に花咲く、水仙の群れ。

水仙群生

ここも、東京湾の海風が渡る、正真正銘の海岸沿いの群生なのでありますっ!

日本水仙のあの芳しい香を嗅ぎたければ…。

1.群生したなかに分け入る。

2.のちに、水仙の花と視線が合うぐらいまで地べたに近づく。

そう、ちょうどこんな風に見えるぐらいの視線の高さです。

水仙の高さ

3.しばしそこでじっと待つ。
すると、忘れた頃にふとあの香りが漂ってきますよ。

…なあんて、これは、私流の日本水仙の楽しみ方。

でもね、実際、花の一輪一輪に顔を近づけ香りをキャッチしようとしても、不思議とそんなに香らないのが、この花の不思議なところ。

通りすぎて、忘れた頃にふと、懐かしい幸せな記憶がふっと立ち上がような感じで穏やかに香る。
そこが、冬に咲く日本水仙らしいところかなぁと思います。

しばしそんな風にして水仙のあたりに漂っていると…。

今度は、どんな風にしていても水仙の香りが届いてくるようになってくるところも不思議。
嗅覚が日本水仙に馴染んでくるんでしょうかね?

で、こうして、香りと親しみすぎて、立ち去りがたく。

そのまま、臨海公園の夕暮れ時までぐずぐずと居て...(笑)。

葛西臨海公園の夕暮れ

帰りは、水仙を買って帰りたくなるんだなぁ。
葛西臨海公園近くで、売ってくれればいいのになぁ…といつも思う。

◆今日は、2015年1月29日/旧暦12月10日/師走乙巳の日
◆日の出 6時44分 日の入17時05分/月の出12時26分 月の入 1時37分