いつも、もっと春さなかに咲くと思いこんでいるもんで、毎年忘れてしまう。
ヒヤシンスの水栽培。
この水中に漂う根っこを眺めるのがすきなんです。
あら、今年は忘れなかったんだね。
いやいや、思い出した1月下旬には、もうどこにも球根なんて売られてなくて…。
鉢で買って、ばらしてみました(笑)。
ヒヤシンスが「風信子」と呼ばれるのは、香りが風で運ばれてくるから
立春の日の朝。
この花の香りで起こされました。
ああ、元気に咲き始めたねぇ。
この花。
江戸時代には夜香蘭(ヤコウラン)とか、錦百合(ニシキユリ)とか。
うーん、まったく春の軽やかさがないねぇ。
桜や梅や椿は上手に名づけたというのに、江戸人には、このヒヤシンスの雰囲気が理解できなかったのかなぁ。
で、ヒヤシンスと呼ばれたのは、モダンの種が西洋から飛んできはじめた明治の頃。
耳で聞いた音に、当て字で「飛信子」
そして、軽やかな春の香りを運んでくるから「風信子」という文字をもらったみたいです。
風信=風の便り。
春が、もうすぐそちらにいくよと、便りをよこしたかのような。
そして、今朝方、一斉に花開いたみたいです。
もう、ここだけ春爛漫。
◆今日は、2015年2月21日/旧暦1月3日/睦月戊辰の日
◆日の出 6時22分 日の入17時28分/月の出 7時36分 月の入20時11分