桜の花見＝ソメイヨシノだけじゃないと思う。
まずは、11月末から咲いて、1月中旬が見ごろの「冬桜」。
少しすぎると、沖縄のほうで「全国初の花見」と聞こえて来て、そこで愛でられるのは濃い桃色の「寒緋桜」。
で、そのニュースを聴いたら、東京では「寒桜」のシーズン。
一斉に大量に咲くソメイヨシノの下で花見宴というのもいいけれど、プレ・ソメイヨシノの桜開花の流れを追うのも一興！
と思うのですがいかがでしょう？
ちなみに、私が勝手に決めている「寒桜」観賞スポットは、「新宿御苑」「小石川植物園」「上野公園」。
そして、「皇居の東御苑」あたり。
樹木の大きさとか植えられた場所の環境が違って、開花時期が微妙に違い、全部廻ると、その佇まいの違いが楽しめて面白い。
今年は、上野公園の寒桜観賞で精一杯…かも？
例年、近くの用事に併せたりと、うまくスケジュールを組んで順繰りに見て歩けたのですが、今年は上野公園だけになりそう。
というのも、「明日は桜見物に行こう！」と予定を立てると雨（や雪）の予報。
やっぱり、スコーンと抜けた青空を背景に「寒桜」が理想なもんで、今日は中止…をし続けて、そろそろ、見ごろを外しそう。
しかたないっ、曇天にて決行っ！
とりあえずご近所・上野公園へ。
まずは、上野公園桜マップ（桜並木のスターバックス側の入口横に馬に乗った像・小松宮親王像がありその手前にあります）を念のため確認してスタート。
さて、開花の状態はどうかしら？
その桜マップによると、園内の「寒桜」は3ヵ所。
まずはその桜マップ看板の後ろの銅像横の寒桜。
うーっ、曇っていると寂しすぎる写真ですね。
すみません。
で、花の方は、八部咲きって感じですね。
あと少し蕾が残ってますから、今週晴れて暖かければ満開かと思う。
で、2本目がスターバックスの横の寒桜。
おおっ！こっちはほぼ満開です。
距離にして10メートルあるかないかなのに、この違い。
日当たりとか地熱の違いどか、同じ種でも、樹木の個性とかあるんでしょうか？
そして、いちばん大きな寒桜の木は、桜並木の中ほどにあり…。
今は写真撮影スポットになってますので遠くからでもすぐにわかります。
おおっ！こちらは、まだ五分咲き程度か？！
まだつぼみだけのところもありますね！
ふーむ。
となれば、ここ一週間の間で晴れの日を狙えば、青空バックに寒桜も楽しめるかも？
しかし、それなら、今年は皇居東御苑の「寒桜」も眺めたいしね、あちらは、梅林坂の梅も見ごろだろうしなぁ…。
ああ、晴れの日が少ない冬ってきらい。
「寒桜」以後も予習しとくと…
この調子だと、「寒桜」はもう少し。
次なる桜は、お彼岸の頃の「彼岸桜」が開花。
その後は、開花予報などでじりじりと待って、3月末から4月上旬あたりに「染井吉野」がどっと咲き、短い花見宴シーズン。
で、その後は「八重桜」「山桜」…と、東京でも初夏の声を聞くまで、桜は開花リレーのように順繰りに花たすきを繋ぐんですよね。
南北に長く山地も多い日本列島。
だから、開花の状況も場所によっていろいろ。
日本地図を片手に、桜の花暦を作って旅したらさぞかし…などと想像して楽しみますが、「寒桜」の頃は、まだ冬と春のはざま。
油断大敵の寒さが突然戻ってきたりする頃です。
◆今日は、2015年2月27日／旧暦1月9日／睦月甲戌の日
◆日の出 6時14分 日の入17時34分／月の出12時00分 月の入 1時24分