今日は、二十四節気の「啓蟄」。「虫だしの雷」とか「木の芽時」とかいうのも今頃の言葉。いよいよ動き出しましたね春っ!/3/6=旧1/16・辛巳

今日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。

二十四節気の言葉の意味を説く参考書『暦便覧』によれば「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されているそうです。

ついでに漢字の意味も調べてみれば
「啓」⇒「ひらく」「開放する」 
「蟄」⇒「虫が土中で冬ごもりする」
…ちなみに、蟄居となれば、ヒトが家に閉じこもるコトですが、もともとは虫が閉じこもるコトなんですね。

つまり、陽気もよくなり、土の中にいた虫たちが開放されるってコトか。
春だ春だと地上に這い出してくる...ふふふっ、虫なりに開放感も感じてるかも?

ちなみに、ココでいう虫は、昆虫だけでなく蛇とか蛙とかの意味もあるんだそうです。

「春雷」の別名「虫だしの雷」がなるのも今頃の季節。

春にゴロッとくるのは、カミナリ様が「春だぞおきなさい」とカミナリをならすってコトで、「啓蟄」の意味と紐づいている。
そんな様子がイメージされる言葉でもあって、面白いです。

しかしなぁ、東京で、虫や蛙って言われてもねぇ…。
というなら、「木の芽時」という言葉も「啓蟄」の頃。
いよいよ、若芽や茎もわさわさと伸びてきます。
こっちなら散策がてらに観察可能ですよね。

ってコトで、文字ずらはかなり固いですが、これは、なんとなくユーモラスな季節到来って感じのコトバなのですね。

個人的には、「啓蟄」の日に、やっと出会えたのは、魚…でした。

地中にいたモノでなく恐縮ですが、「魚上氷」の頃にないなぁ…と気になっていた公魚(ワカサギ)です。

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個人的に、春告げ魚は、白魚、しらす、公魚なんですが、今年、我がご近所ではどーしても公魚のみが見つからなかった。
それを、忘れてた今ごろになって見つけましたっ!

近くで眺めると、上品なベージュ色に輝く美しい魚。

わかさぎ

これを眺めない事には、やはり春は始まりません。
「魚上氷」の頃じゃなくて、「啓蟄」すぎた頃に出回るんだと覚えておこうっ!

ってコトで、フリッタにしました。

というか、ロンドンで売ってるフィッシュ&チップス的な感じ?
魚に衣をつけて油で揚げるんですが、かの地では、衣の小麦粉+水の代わりにビールを使う。
(いや、ちゃんと調べたことはありませんけど、よく聞くよね?ウキペディアで調べたら、重曹と酢。ビールもあった!)

で、ビールは飲まないので、炭酸水(まあ、なんかしゅわしゅわしてればいいんだなということで)が私流。
しかも、今日は、小麦粉が少ししかなかったので半分片栗粉で代用(いろいろブレンドしたほうがいいんじゃあないかなと自分を納得させる・笑)

フリッタ

同じ衣で、昨日の蕗の薹も揚げて、塩を振っていただきますっ!

おっ!いつもよりうまいかも??

新しい春の、新しい味です。
なんちってっ(笑)。

◆今日は、2015年3月6日/旧暦1月16日/睦月辛巳の日/満月
◆日の出 6時05分 日の入17時40分/月の出18時12分 月の入 6時03分