冬には、案外美しい花を咲かせ…。
というか、この花の素性を知らないヒトがことのほか多い…ような気がするんだけど。
私は、毎冬しっかり観察を怠らない。
そして、春。
周囲は、春の開花で華やぎはじめるころに、そっと散り…。
しばし、こんな状態でのんびりと過ごしているみたい。
5月の頃には、やっと面影が感じられるほどに成長し…あれ?あの実かな?
と、その素性がなんとなく知れてくるものの、たいがい背高な枝に、大振りの葉っぱをつけるこの樹。
だから、かなり注意してみないと、実のっているにも気が付かない。
…けど、私はちゃんとみつけたよ。
6月に入るや否や、急に色づくこの実。これはなんだ?
決まってるじゃん、枇杷の実だよ。
って、ここまでくればけっこうな存在感だものあたりまえだよね。
…って具合に虎視眈々と観察していた枇杷の実ですが。
そろそろ食べごろ。
いやいや、ここにあるのは残念なことに全部よそ様の家の枇杷の樹でして、私はたんなる通りすがりの者にすぎない。
もちろん、盗むチャンスを狙っているわけではなくて。
民家の塀から飛び出した枇杷の実が、熟して、ちょっと黒い部分が見えてきたら、売られる枇杷が安くなるころ。
…というコトです(笑)。
というコトで、これからちょっと枇杷の実を買いに。
ずーっと、高値安定でいたのでそろそろ入手可能な値段になってるんじゃあないかなぁと期待大。
実は、枇杷の実って、種ばかりが大きくて食べるところ少なし…なコスパの点でどうなのコレ?
とつっこみたくなる果物でして(←個人的な感想です)。
別に食べなくてもいいんだけれど、やっぱり、これだけ長く眺めちゃうと、食べて差し上げなければという気分になる。
というコトで買ってきました。
お安いだけあって、民家の庭から採取したそのもののような不揃い感がいいね。
しかしね。
観察した方の樹は、だれも収穫することもなく、鳥たちのエサになる。
それならばまだいいほうで、このまま熟して道を汚す。
…って感じなのよねぇ。
我がご近所の一軒家には、高齢な方がお住まいなのか、実がなる樹のその後は、たいがいそんな感じなんですよねぇ…。
うーむ。
◆今日は、2015年6月21日/旧暦5月6日/皐月戊辰の日
◆日の出4時25分 日の入19時00分/月の出8時45分 月の入22時05分