七十二候は「霜止出苗(しもやみてなえいづる)」に。油断ならない「霜」も止み、苗の芽生え…。東京では銀杏の芽生え。/4/25=旧3/29・壬午

季節の暦・七十二候は、「霜止出苗」に入りました(4月25日~29日)。

・「霜止」=「しもやみて」⇒霜も降らなくなったので。
・「出苗」=「なえいづる」⇒苗が成長する。

さすがにあと10日もすれば「立夏」だしね、霜…まさかふらないでしょ?
なんでいまごろの季節のコトバに「霜」を選んだ?
…と思うのは、農事知らずゆえ。

秋冬に霜が降りるは当たり前だけど、晩春の霜こそ油断ならないよってコトを古い暦は言っています。

実際、この現代でも、気象台から出る「霜注意報」は、3月から5月の期間限定!

この時期、霜が降る可能性はある…ということなんですね。

東京暮らしなら、この時期は銀杏の芽生え観察が楽しい。

街暮らしでは、田んぼの存在はレア。
もちろん、苗床…って何?なんて言われ、「霜」も降らねど、「出苗」観察もむり。

なので、身近になんかない?
これこれ。

銀杏の芽

銀杏の芽生えです。

銀杏は東京都の樹に選ばれていることもあって、街路率高し。
大き目の樹を見たら、ぜひとも、近くによって観察…をおすすめします。

銀杏の芽って、小さな扇型で、カワイイ。

それが、根元と言わず…。

銀杏の芽生え

枝と言わず…。

銀杏の芽生え

なんだかあちらこちらから噴き出してくる。

元気だわぁ~(^^♪。

銀杏の樹を見上げれば…。

まだ、確かに「霜止出芽(しもやみてめいずる)」をイメージするたたずまい。
芽は出始めたけど、まだ育ちきってない初々しさ。

小さな葉っぱが、日差しを遮り切れず。

銀杏のレース

それがかえって趣ある…レースのカーテン?
みたいかな。

この場所も、やがて夏が来れば、ホッと休める涼しい木陰になるんだろうけどねぇ。

◆今日は、2017年4月25日/旧暦3月29日/弥生壬午の日/月齢28.0日
◆日の出4時56分 日の入18時22分/月の出4時13分 月の入16時51分