季節の暦七十二候は、二十四節気「大暑」とともに「桐始結花」に入りました(7月23日~27日)。
読みは、「きり はじめて はなをむすぶ」。
で、ああ、桐って今ごろ花が咲くのかなぁ
…と思ったら、花の頃は、4月ごろらしく、暦の意味は「実が生り始めるころ」だとか。
…って、このピント外れで伝聞調の解説すみません。
実は私、桐の花も実も、これまで実物を見たことがなかったのでした。
昔は、女の子が産まれると庭に桐の木を植えた。
それは、嫁入り道具に桐の箪笥に仕立てて持たせるためなんだけど、我が家では、そんな気配もなかったみたい。
もちろん、同世代の友人にもそんなヒトはおりません。
しかし、生まれた時植えて、嫁入り=20年~30年後?に箪笥を作れるぐらいに幹が太くなるってコトか…桐って、成長が早いんですね。
って具合で、桐の知識が皆無に近く…すみません。
せめて、今ごろ成るという桐の実でも観察にゆくか。
..いや、暑いので辞めとこう(←さっそく、夏嫌いがぶり返しております、「大暑」対策で、調子に乗って外歩きをした反動・笑)
身近なところに桐の痕跡は案外あって…。
って、本物の桐は、桐の花が咲く時期に観察&撮影にゆくとして…来年ね。
今日は、エアコンが効いた涼しい部屋にて、「桐探し」。
いや、案外これがありますよ。
まずは、桐の紋。
これは、天皇家や豊臣秀吉の紋ですが、日本政府の紋章でもあります。
だから、パスポートにもちゃんと潜んでおります。
もっと身近なものもありますが、なんだかわかる?
そうそう500円硬貨。
裏側は、桐の花です。
…といってもどれも、桐の「花」か。
「実」じゃないから、厳密には、季節を表す内容には、こじつけ感強すぎ?
暑いので外出したくないし、いいんです(笑)。
花札にも桐の絵が使われてます!
ルールはまったく知りませんが、絵柄がきれいなので、いちおう花札所有者。
時々、だして並べて楽しんでいるもので、札には季節の意味があるのは気が付いていた。
一応、花札の強い絵札を各1枚ずつ並べてみるとこんな風。
左上から、
1月の松⇒「松に鶴」、2月の梅⇒「梅に鴬」、3月の桜⇒「桜に幕(まく)」、4月の藤⇒「藤に不如帰(ほととぎす)」
5月の菖蒲⇒「菖蒲に八橋(やつはし)」、6月の牡丹⇒「牡丹に蝶」、7月の萩⇒「萩に猪」、8月の芒⇒「芒に月」
9月の菊⇒「菊に盃」 10月の紅葉⇒「紅葉に鹿」、11月の 柳⇒「柳に小野道風」
…そして、なぜか12月は「桐と鳳凰」となって、柳とともにやや季節外れなんですがなぜ?
ここで、桐の札が、7月とかだったら、こじつけがいがあったものの…(←とにかく今日はこじつけで逃げる気満々です)
右から「桐に鳳凰(ほうおう)」とカス札が3枚 。
「カス札」って言い方もひどいけど、今日は、暑さにまけて、内容こじつけまくりもひどいかも?
ああ、でも暑いのでいいのです。
というコトで、来年は、ぜひ、桐の花⇒桐の実の写真でお送りしたいものです。
しかし暑い。
◆今日は、2015年7月24日/旧暦6月9日/水無月辛丑の日/上弦の月
◆日の出4時42分 日の入18時52分/月の出12時01分 月の入23時19分