これは、夏限定の珊瑚の簪みたいだねぇ~!
と見上げて、よくよく眺めてみたら、ホントに珊瑚色になるんだなぁ…と。
って、ここまでたわわに実ってしまうと(?)、簪というには、飾りすぎか。
まるで花魁の簪みたい…と、けっきょく簪にこだわってみたり(笑)。
実は、この珊瑚樹。
花の頃の6月と、挽歌の赤い実の頃しか知らなかったもんで、今年は、マメに観察してみようと思い、暑すぎる今ごろも、観察スポットにせっせと通う。
(ちなみに、写真は、全部、上野の東京藝大の生垣。他には、皇居東外苑の大手門入ったところが、珊瑚樹の生垣です)
そしたら、マジ、珊瑚色の時期があるって発見
⇒プチ感動となった次第なのです。
って、ゆっくりゆっくり色ずく種だってだけなんですが、まあいいんです。
というコトで、その観察経過もお見せしちゃいます。
まずは、花の頃。
だいたい6月上旬に白く可憐な花を咲かせます。
これは白い珊瑚…の、やっぱり簪にしたらステキですよね。
花の頃は案外短く、あっという間。
しばし、濃いグリーンの葉っぱを眺めて過ごす…と。
7月中旬ぐらいにほらほら、実がなってます。
グリーンの中にポツンとひと塊の実りですが、実は、花も実もこんな風な佇まいが珊瑚樹の印象。
いちばん上のような満開の珊瑚樹より、個人的には好みです。
…というのも、これなら、日本髪にすっとさした簪みたいでしょ?
って、けっきょくそこか(笑)。
そして、さらに一週間ほどすると…。
うっすら色づきましたね。
そして、いちばん上の写真のごとく満開です。
…いや豊作ですか。
赤い実りは、お盆過ぎ。
こんな風に真っ赤に色ずく頃は、朝夕涼しくなってる(はず..今年はどうか?)挽夏。
ふと気が付けば、酷暑が普通に暑いぐらいになって、夕暮れ時には蜩が似合う…ような時期。
空も入道雲はなくなって、秋の様相。
…ってことを、今年は切望しちゃうなぁ…。
今は、まだまだ暑すぎる夏まっさかりです。
◆今日は、2015年8月6日/旧暦6月22日/水無月甲寅の日
◆日の出4時52分 日の入18時41分/月の出22時34分 月の入11時05分