今日は、二十四節気の「白露」。もうこのコトバを見ただけでも秋のイメージですが、露降る様には縁遠い街中住まい。なので、空を見上げる/旧暦7/26・丁亥

今日は、二十四節気の「白露」です。

いつもの暦の参考書『暦便覧』では、「白露」を「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」と、うーむ、やや難解だ!

ちなみに、ここでいう陰気=秋冬、陽気=春夏のコト。
平たく言えば、残暑も去って(暦の上では…かもしれないけど)、ようやく秋めいてくる頃ってコトでしょうか。

で、低くなった外気温は、水蒸気を冷やし、夜露⇒朝露。

くさむらのある場所に行けば、露がたっぷり降って草の葉に宿り、白く見えたりもするのですが、うーん、街中では難しい。

「白露」の日々は、空を見上げて、昼は雲

地上の「白露」が降れば、上空はカラリと澄んだ空。

晴れれば、空の変化を楽しむほうが、季節の変化をとらえやすいかもしれません。

たとえば…。

盛夏の頃は、水蒸気はどんどんどんどん上空へ舞い上がり…。

入道雲

あっという間に入道雲。
そして、豪雨と忙しかった。

それが、残暑の頃は、綿のようにふわふわ漂う感じになって…。

秋の雲

そして、今ごろの空は、ささっと風が雲を掃いていくような…感じ?

うろこ雲

上空には、イワシ雲とか。

残念ながら、9月最初の一週間は、さっそくやってきた秋雨前線のおかげで、曇天と雨。
なかなか、美しい秋空に出会えません。

晴れさえすれば、水蒸気の少ない空はクリア。
青空はより青く。
雲の表情は、いっそう豊かに。
…なってるはず。

さっそく、空の参考書など取り出して…。

雲の名前を探してみたりするのも楽しい。

空の名前

というか、今年の雲に出会った時の予習。

そして、夜は月。

「白露」の頃は、澄んだ夜空に、月が生える季節でもあって、中秋の名月も月末に控えております。

ってコトで、このまま秋雨前線停滞による長雨→さらには、台風→いきなり冬。
というのだけは勘弁してね。

お願いですっ!
と、空を見上げて、森羅万象に祈っておこう!

◆今日は、2015年9月8日/旧暦7月26日/文月丁亥の日
◆日の出5時18分 日の入18時00分/月の出0時33分 月の入14時42分

↓この本で、ずいぶんたくさんの雲の呼び名を覚えました。