今日は、二十四節気の「白露」です。
いつもの暦の参考書『暦便覧』では、「白露」を「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」と、うーむ、やや難解だ!
ちなみに、ここでいう陰気=秋冬、陽気=春夏のコト。
平たく言えば、残暑も去って(暦の上では…かもしれないけど)、ようやく秋めいてくる頃ってコトでしょうか。
で、低くなった外気温は、水蒸気を冷やし、夜露⇒朝露。
くさむらのある場所に行けば、露がたっぷり降って草の葉に宿り、白く見えたりもするのですが、うーん、街中では難しい。
「白露」の日々は、空を見上げて、昼は雲
地上の「白露」が降れば、上空はカラリと澄んだ空。
晴れれば、空の変化を楽しむほうが、季節の変化をとらえやすいかもしれません。
たとえば…。
盛夏の頃は、水蒸気はどんどんどんどん上空へ舞い上がり…。
あっという間に入道雲。
そして、豪雨と忙しかった。
それが、残暑の頃は、綿のようにふわふわ漂う感じになって…。
そして、今ごろの空は、ささっと風が雲を掃いていくような…感じ?
上空には、イワシ雲とか。
残念ながら、9月最初の一週間は、さっそくやってきた秋雨前線のおかげで、曇天と雨。
なかなか、美しい秋空に出会えません。
晴れさえすれば、水蒸気の少ない空はクリア。
青空はより青く。
雲の表情は、いっそう豊かに。
…なってるはず。
さっそく、空の参考書など取り出して…。
雲の名前を探してみたりするのも楽しい。
というか、今年の雲に出会った時の予習。
そして、夜は月。
「白露」の頃は、澄んだ夜空に、月が生える季節でもあって、中秋の名月も月末に控えております。
ってコトで、このまま秋雨前線停滞による長雨→さらには、台風→いきなり冬。
というのだけは勘弁してね。
お願いですっ!
と、空を見上げて、森羅万象に祈っておこう!
◆今日は、2015年9月8日/旧暦7月26日/文月丁亥の日
◆日の出5時18分 日の入18時00分/月の出0時33分 月の入14時42分
↓この本で、ずいぶんたくさんの雲の呼び名を覚えました。