金も銀も咲きました。しかし、なんとも景気の良い名をもらったもんです。金木犀に銀木犀/旧暦8/18・己酉

キンモクセイが一斉に開花しましたね!

…と友人のメールの追伸にあったのが、彼岸明けあたり。
「なんだか今年は1週間くらい早くありませんか?」ともあって、さっそく近所を回遊するも、まだポチポチ花をつけるのみ。

香ってくるまではまだかなぁ…と、ぼんやりしておりました。

そしたら、あっという間に満開です。

金木犀に…。

金木犀

今年は、銀木犀まで見つけてしまいましたっ!

銀木犀

って、オレンジと白じゃん。
…と実は、毎年思いつつ、写真をパチリ。

まあ、なんとなくわかるけど。
だけど、オレンジと白の花咲く品種ならけっこうありそうだけど、この種が金銀の名をもらったのはなぜだろう。

もっと言えば、「犀」は、動物のサイの意味。
こんな可憐な花咲くモノに、あの丈夫そうなサイの名をつけたセンスも不思議です。

金木犀も銀木犀も、中国産。中国名は「丹桂」に「桂花」

「丹桂」に。

桂花

「桂花」。

銀

「桂」=「木犀」の意味。固い木と言う意味もあるんだとか。
動物のサイの皮膚や角は、固そうだものね。
そうゆうコトか?

ちなみに「丹」=橙色で、白いほうは、色がないからそのまま「桂花」…って、中国名のままでもよかったかも?

金も銀も、人知れず香って秋を知らせる。

家々の立て込んだ街中では、ふと香りを感じ
⇒立ち止まってきょろきょろ探す。
⇒その発生源を見つけてひそかに喜ぶ。

秋の深まりの日々は、このように、金木犀…と銀木犀に、楽しくふりまわされて過ごすのが作法です(笑)。

実際、金も…。

金木犀

銀も。

銀木犀

可愛いし、いい香りだし。

こんな秋のお知らせって、実は贅沢かなと、思って、毎年かなり積極的に振り回されることに。

ところで…。

昨年も、東京あたりの金木犀の開花は、いつもより一週間早かったみたい⇒金木犀がもう香っております。今年は秋の来るのが早かったから?

そして、ブログの更新日は奇しくも同じ日になりましたが、今年の咲はじめは、さらに一週間早くなり。

ああ、もしかして、そのうち金も銀も、夏の花になったりしないだろうね?
と少し心配。

◆今日は、2015年9月30日/旧暦8月18日/葉月己酉の日
◆日の出5時34分 日の入17時28分/月の出19時07分 月の入7時38分