今年もあっという間に今日はクリスマスイブです。
といっても、私の場合特にクリスマスらしいことをするわけでもなく。
ことさら混雑を極める街にも繰り出さず。
いつものように読書です。
しかも、毎年恒例、クリスマスイブの日に『古事記』を読むっ!
ああ、クリスマスケーキぐらいは食べようかな。
いや、ダイエット中につき、やめとこう(笑)。
代わりにといっては何ですが、古事記をクリスマス仕様に飾ってみました。
イブは、日本のカミサマ誕生リサーチの日にしちゃおう!
と決めたのは、もう5~6年前。
クリスマス=キリストさんの誕生日を祝う日に、日本のカミサマの誕生のコトを知るってのも一興じゃない?
って超きまぐれな思い付きからなんですが、それが、けっこう習慣になってしまった。
なので、毎年クリスマスイブが近づくと、今年はどの本を読もうかと一応洗いざらいの古事記関連の本を出してきて、ああでもないこうでもないとやや悩む。
で今年の一冊は昨年購入して読みやすく面白かった『古事記 』(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01)をメインに、あと3冊をサブテキスト的に読むことに。
『古事記ゆる神様100図鑑』は、登場したカミサマの詳細プロフィールを確認のため。
『あたらしい出雲旅行 (NEW TRIP)』は、「旅行」とあっても普通の旅行ガイドとは一線を画す。雄大な出雲エリアの写真も豊富で、時々それを眺めつつ古事記のカミサマ方が活躍した風景を思い描こうかという寸法。
…って言っても出雲限定だけどね。
そして、何度も読んで馴染んだ、三浦 佑之 著『口語訳古事記 完全版』も傍らに置く。
『古事記』は、いろいろに読めて楽しい。
私は、昔から神社や寺社とか祭り、そして、お守りなどの縁起物の類が大好きで、暇に任せて向かうはそうゆう場所。
すると、その神社に祀られているのは「古事記」ワールドの神々が数多く。
1.まずは、そのカミサマワールドに分け入るために読む、という正統派読み。
ご近所の神社に祀られているカミサマがどんな方なのかを、『古事記』で探して読むってコトですね。
2.日本地図を傍らに置いて読めば、日本のカミサマに会う旅のガイドブックにも早がわる。
ってコトで、まさに三浦 佑之 著『古事記を旅する』なんて本も存在します。
3.古くから日本にあった植物、存在した鳥や動物を拾って読むのも面白い。
今、私が凝っているのがコレ。
特に植物好きとしては、日本にふるくからある植物(や野菜)が発見できて楽しいものです。
4.一大スペクタクルファンタジーとして読む
これも大あり。
・黄泉の国へ愛するイザナミを迎えに行って、追われる羽目になったイザナギと黄泉の国のモノたちの決死の逃走レース。
・アマテラス大御神の生誕秘話
・アマテラスとスサノオの過激すぎる姉弟対決
・いちどは捨てられたカミサマ、恵比寿さんの復活談
・ヤマトタケルノミコトの悲劇の冒険談。
…なんて話として読むことだってできそうです。
もちろん、他にも楽しい読み方がありそうな。
つまり1冊で何度もいや何十回も楽しい物語…な気がして、やはり、最低1回、聖夜の1日には紐解きたい。
そして…。
いつかはその由来の場所に旅もしてみたいなぁ…と思う。
がっ、『古事記』ワールドの主要な土地は、ほぼ西日本に集中し、私にはちょっと遠いんだよなぁ…。
さまざまな土地の風土記を集めて、当時、日本の歴史書として編纂されたものとも言われる『古事記』。
日本の中心は、朝廷があった西…だからまあ、仕方ないんですが、たとえば、東北バージョンの『古事記』とか、あったら面白いのになぁ...なんて。
だって『古事記』が編まれたずーっと前、縄文時代あたりから、東日本にも高度な文明あった。
ということは、そこにもカミサマっていた(=信じられてた)と思うんですよね。
…って、単に旅行しやすいってだけなんですが(笑)。
◆今日は、2015年12月24日/旧暦11月14日/霜月甲戌の日
◆日の出6時48分 日の入16時33分/月の出15時44分 月の入5時00分
↓最近おススメの古事記はやっぱコレ。読みやすいです。
コメント
こんにちは。昨日お初にお目にかかったチイタンと申します。
古事記、楽しいですよね。私は宮崎の出身なので、ゆかりの地をはあちこち訪れました。
もし、お出掛けになることがあれば、高千穂と鵜戸神宮がオススメです。
鵜戸神宮は、豊玉姫が海幸彦の子どもを出産するときに産屋にした洞窟があります。
ここでも海幸彦は見ちゃいけないって言われてたのに、豊玉姫の出産現場を覗き見して、豊玉姫に愛想つかされてます(^_^;)
神話や昔話は殿方の覗き見エピソードが多いですね。
チイタンさんコメントありがとうございます。
宮崎のご出身かあ。いいですね。
出雲とともに、カミサマ関連の場所が非常多い場所!