七十二候は「鶏始乳」に入り、いよいよ締めくくりの七十二番目の暦アイテム。最終日の節分を経て、いよいよ春まじかっ!ってコトで福豆を準備します/1/31=旧12/22・壬子

季節の暦・七十二候は「鶏始乳」に入っております(1月30日~2月3日)。
「にわとりはじめてとやにつく」と読んで、<ニワトリが、鳥小屋に入って卵を産む季節>という意味です。

ニワトリは、昼間の時間が長くなって⇒春だわと感じ⇒卵を産み始めるのだとか。
今や卵は年がら年中購入可能なもんで、卵にも旬があるってことですよねぇ。

二十四節気の最後の「大寒」の末候「鶏始乳」にて七十二候は一巡。
鶏と卵の最後の5日間が過ぎれば、春=二十四節気の「立春」ですっ!

勝手に恒例!「鶏始乳」に入ったら福豆を用意する

二十四節気も一巡となれば、ややいそいそと節分と立春の準備ですっ!

実は、初詣や七福神詣、その他諸々、正月といえば神社仏閣に出向くのは一層多くなる季節。
お参りをすませたら、社務所の御守りをはじめ縁起物のチェックをかかさず…ってのはいつものことですが、この時期は「福豆」チェックが最優先。

節分祭を予定する神社や寺なら、いずれの社務所でも、正月早々お守りなどと並んでいるはずで、しかも、その「福豆」ったらバリエーション豊富すぎっ!
とある年気づいてしまったからなんでした。

ああ、もう神社仏閣系って、嵌り始めるともう奥が深すぎ、バリエーション多過ぎ。
困ったモノです(←と嬉しい叫び)

今年は、神田明神の福豆を

いろいろな意匠が工夫される「福豆」も、大きく分けると和紙などに包まれたものと升(ます)入りのモノと2種類。
で、今年は、ずーっと気になっていた神田明神のモノにしました。

というのも、このミニサイズの升ほしさ(笑)。
数年前に深川不動尊に出張販売されていた成田山新勝寺の福豆を授与いただき、それが升(この記事の2番目の写真です)。
あとひとつあってもいいかなぁ…ってコトです。

神田明神のモノは、一見シンプルな包みですが…。

神田明神福豆 包み

開けたら中にお札が入っておりました。

神田明神福豆とお札

おおっ!これはバリューですね。

しかし、さらなる特記事項アリっ!

升の一面に、毎年干支にちなんだイラストが描かれるって仕様だったみたいっ!
ってコトで今年は申年にちなんで「見ざる聞かざる言わざる」の3匹が…。

神田明神福豆 申

ああ、これはまずいっ!
こんなカワイイもの描かれた日には、十二支全部そろえたくなるじゃあないですかぁ…ああ、まずいまずい。

毎年違う福豆計画が、これではなし崩しになりそうだなぁ…と、今から来年の福豆のコトを考えるって馬鹿者です。
どうそ鬼さん大笑いしてください。

さて、「福豆」は、神棚にお供えし…。

節分の夜にまく豆「福豆」は、節分の日よりも前に炒って、しばらく神さまにお供えしておくというのが作法。
…というのに則ってなんですが。
とはいっても、わが家の場合はなんちゃって神棚で、南向きの高い場所ってだけです。

そして、節分の日を待ち、いずれかの節分祭にお邪魔して、夜になったら、年の数プラス1個をいただく段取り。
(いや、寄る年波ゆえに、年の数プラス1も食べたらおなか壊しそうなんで、桁を下げ+1。あとはいろいろ工夫しておかず化していただいております。
もう炒ってあるので、実は使い勝手がいいのです)。

◆今日は、2016年1月31日/旧暦12月22日/師走壬子の日
◆日の出6時42分 日の入17時07分/月の出23時48分 月の入10時28分