七十二候は、「魚上氷(うおこおりをのぼる)」に入りました。で、この文字を眺めると、食べたくなるのは「しらす」とか「白魚」とか。さっそく鮮魚店へ偵察に。/2/14=旧1/7・丙寅

季節の暦・七十二候は、今日から「魚上氷」に入りました(2月14日~18日)。

「上氷」と書いて、凍った川や池の上に何かが飛び出すぐらいの意味。
その飛び出したのが「魚」ってコトで「うおこおりをいずる」と読みます。
なんとなく、氷の上でぴちぴち飛び跳ねる魚…がイメージされませんか?

しかし、先日、二十四節気「立春」を迎えたばかりだというのに、それにつらなる七十二候はもう3つめ末候。
つまり、この日々を過ぎれば、もう次の「雨水」へと。
ああ、早いなぁ…。
なんか、遠い目でぼんやりしてしまう早さです。
いや、そんなことだから、なにもしないうちに月日だけたっちゃうんだってば!(←ひとりつっこみ。)

氷上で跳ねる魚をイメージしたら無性に食べたいのは、あの魚。

「しらす」です。

しらす

暦が「魚上氷」と言ってるぐらいだし、安い旬の魚を調べておこうと思ったのが数年前。
それが、この時期って、しらすがいきなり割安になると知った次第。
昨年は、それに加えて高級魚イメージの「白魚」が案外安く。
以降、暦が「魚上氷」に入った!と考えれば反射的に「白魚のさしみ」と「しらすごはん」が食べたくなってしまうって寸法です(笑)。
が、今年は「白魚」は、安くなるどころか、近所ではまだ登場していないもんで、まあ、「しらす」だけでもいいか…ってコトに。

さっそく、しらすごはんをいただきます!

まずは、たきたてご飯に、しらすたっぷり+芹の茎をみじん切りにしたもの+生姜醤油。

しらすどんぶり

以上を滞りなく準備しまして…。
他には、分葱の小口切りとか、三つ葉なんかでもいいんですが。(←今日は、なぜだか芹が格安だったんで。)

ぜんぶ豪快に乗っけまして…。

しらすどん

これをぐるぐる混ぜて、いただくのが好みです。
…ちょっと、雑な食べ方で恐縮ですが、なんか、これがいちばんうまい気がする。

ちなみに、東京近郊での、しらす漁は、12月末から3月末まで禁漁。
なんで、毎年なんでいまごろが安いのかは、いまだ不明です。

暦が春に入ると、少しずつ旬の採れたて食材が増えてゆく。

私としては、そこを逃すまいと、鮮魚店や青果店をのぞく機会が異様に増えはじめる季節が到来っ!って感じでもあります。
というコトで、やっぱ「白魚のさしみ」も近々ぜひ!と思う次第。

◆今日は、2016年2月14日/旧暦1月7日/睦月丙寅の日
◆日の出6時30分 日の入17時21分/月の出10時06分 月の入23時39分