七十二候は「雷乃発声」に。「初雷」とか「春雷」とかこの時期の雷さまは特別です。が、そうそうゴロッとはやってこず。なので雷さまも驚くこじつけ話を。/3/30=旧2/22・辛亥

季節の暦・七十二候は、今日から「雷乃発声」の日々に入りました(3月30日~4月3日)。
「かみなりすなわちこえをはっす」と読んで、雷が鳴り始めるころと言う意味。

この時期、春分の日を過ぎてから初めて鳴った雷を「初雷(はつかみなり)」と言ったりしますし、そもそも「春雷」というコトバだって一般的。
そういえば、ちょっと前の「啓蟄」の頃にも、雷がなれば「虫出しのカミナリ」なんて言って、昔の人は喜んでた気配濃厚。
実際、作物の芽が出始めるころだし、雷がゴロッとなれば⇒恵みの雨。

…とそんな喜び方だったんでしょうね。

そして、「春雷」の少ない東京でも、一昨夜カミナリの声を聴きました。
ほぼ暦通り、珍しいっ!

でもまあそれっきりなんで(…まあそのほうがいいのですが)、風神雷神の雷神さんの絵などを眺めて…。

雷神さん

けっきょく、なんとなくこじつけの日々です(笑)。

福島の街の土産話などを少々。

ってコトで、先日お彼岸帰省した福島の街の話でお茶を濁してみる次第。

土地が余った場所は、雑草天国の始まりで…。
先日もここに書いたとおりに、「雷乃発声」の日々に、たぶん、いちばん目立つのは、この花オオイヌフグリ。

オオイヌフグリ

ヒメオドリコソウも目立ってるけど、遠目で見れば青の絨毯。

そして、丈夫で大きく育つんで花摘みも可能。
なので、家の中にも飾られてました。

おおぬフグリを飾る

いいなぁ~!

東京なんかで見つけても、地面にへばりついているのみでこれを摘んで飾るなんてとてもとても…ってコトで、ただひたすらに羨ましいです。

蕗の葉も堂々育ち始めまして…in 福島の裏庭。

今年は、東京の街では入手が難しかった蕗の薹。
母の家の裏庭では、2月下旬に出始めて、収穫しようとしたら、根っこごとついてきた。

蕗の薹2月

すご過ぎるから、花瓶に生けてみましたの図。

それが、数々の植木鉢の陰に隠れて、忘れ去られていたようで…。
お彼岸の日々にこんな感じで、発見されたっ!

蕗育つ

蕗の薹は花開いて、枯れて(向かって右側の茶色い塊)。
代わりに、小さく蕗が育ってました。

雷様もたぶんびっくりぽんだと思います!(←非常に苦しいこじつけ)

◆今日は、2016年3月30日/旧暦2月22日/如月辛亥の日
◆日の出5時30分 日の入18時01分/月の出23時58分 月の入9時37分