七十二候は「霜止出苗(しもやみてなえいづる)」。東京の街なら、芽生えたばかりの銀杏の小さな若葉が可愛い。ちょっと見上げてみてみて!/4/25=旧3/19・丁丑

季節の暦・七十二候は、今日から「霜止出苗」に入りました(4月25日~29日)。
「霜止(しもやみて)⇒「出苗(なえいづる)」と読んで、意味はそのものずばり。

もう少しで暦の上では夏=「立夏」と近づき、やっと霜が降りる季節は去り、稲の苗が成長する頃というコトですか。
そうなんですよねぇ。
自然現象って侮れない、秋冬に霜が降りるは当たり前だけど、晩春の霜こそ油断ならないよってコトで、あえてこの時期この暦アイテムが採用されている気もします。
実際、現代にだって、気象台発の霜注意報は、3月から5月の期間限定です。
今も昔も、この季節が農作物の芽生えにとっていちばん油断ならない時期なんですね。

「霜止出苗」に入ったので、東京の田んぼ見にいきました。

場所は、小石川後楽園。
うーむ。
レンゲの咲いてた、田んぼはきれいに整えられて、近所の小学生の田植えを待つばかり。
田んぼ

ちなみに、田植えは、GWが終わったあとなんだそうです。⇒なんと4月21日に田おこししてたみたいっ!田植えは、5月19日木曜10時~

こんな光景まではあと少し。

田植え直後

これは、GW帰省の頃に田植えがされる、福島の光景。

霜止出苗の東京地方といえば…。

田んぼというより、銀杏の芽吹きかなぁ…。

こんな感じ。
銀杏の芽吹き

銀杏は東京都の木ということもあって、街路樹の多くがこの木。
といっても注目されるのは、黄色く黄葉したときが主だったりするんですよね。

だけど、こんなカワイイ銀杏の葉っぱがたくさん出てくる今ごろも眺めて楽しい。
見上げればそこにも小さい葉っぱの銀杏。

銀杏の木

ホントは、芽吹き始めもいい感じなんですが、見るばっかりで、そういえば写真に撮るのを忘れてました。

ああ、植物の成長はあっという間、気を抜いてるとその面白さに追いつきません。

◆今日は、2016年4月25日/旧暦3月19日/弥生丁丑の日
◆日の出4時56分 日の入18時23分/月の出21時02分 月の入6時52分