七十二候は「麦秋至(むぎのときいかる)」に。個人的には、張り切って夏の保存食づくりの日々のスタートです!まずは蕗いってみますっ!/5/31=旧4/25・癸丑

季節の暦・七十二候は、「麦秋至」に入りました(5月31日~6月4日)。

読みを先に言ってしまえば、「むぎのときいたる」

「麦秋」=「むぎのとき」なんでしょうが、ここでいう「秋」=「とき」は、実りの意味です。
つまり、暦は、「麦が熟すころになりました」と言っている。

日々は、夏日&時々真夏日ですが、麦にとっては実りの季節。
そして、実りの季節は「秋」で表現するんですねぇ。

といっても、この界隈。
麦の実りは皆無ですんで、個人的には、いまごろ収穫されるものを思い、それを保存食に仕立てる日々に決めました。
(昨年は、6日後の七十二候「蟷螂生」からでしたが、今年はなんでも早く登場。ひとつ繰り上げてみた次第です)

地面をふんわり覆っているだろう、蕗の葉っぱ。

って、東北の母の家の裏庭の話ですが…。

蕗の葉

母の家には、こんな斑入りの蕗も、普通の緑一色のそれも同時に育ち。
どうも今年は大量だったらしい。

ちょっと前に、ご近所のお友達から注文をとって「これから届けるとこなのよ~♪♪」
…とメールや電話で盛んに言ってたもんで、一瞬「蕗販売をしてるのか?母??」と思ったが、単に届けて、その後、日がな一日おしゃべりしてるってだけみたい(笑)。
(今は、筍にとって代わっているみたいですが…)

とか思いだしてたら、「そうだよ蕗っ!まだ食べてないじゃんっ!」と、もっと肝心なことを思いだしましたっ!

我がご近所には、蕗が出ない

それどころか、今年の我が家界隈には、苺の旬(=高いのばっかり)も、グリンピースの旬(=見なかったっ!)もこなかったなぁ。
それに、新じゃが&新玉ねぎも出はじめは早かったけどどうもいけてないそればっかり(=新鮮味にかけてるのに高い)

この旬野菜不足の原因は、やはり近所の青果店が一挙に2点も閉店したからなんだよねぇ。

遠出して仕入れてきましたっ!

徒歩10分圏内はもう、旬野菜壊滅状態なんでちょっと遠出。
デパ地下まで行って蕗をGETいたしました。
蕗

蕗っていってももう明日から6月ですし、もうぎりぎりセーフな感じ。
しかし、夕方のデパ地下っていいものが安い!デパ地下の近くに住みたいよ(←それって地下に住むってこと?)

麦秋至の時期に併せ、蕗の保存食=塩漬けを作ってみようかと。

…って、ホントは母の家のように豊作の時の保存法なんですが、とにかく個人的こだわりにて、七十二候「麦秋至」の時期は保存食つくりなもんで(笑)。
しかも、買ってきた蕗を開けてみたら結構な量でしたしね。

蕗

まずは、葉っぱと茎に分け…。

蕗の葉は、炒めて味噌味。なんちゃって佃煮風。

いゃあ、これ簡単なんで気に入りなんです。

蕗の葉いため

細ーく切った蕗の葉を、たっぷり目のごま油で炒めて、味噌:砂糖=1:1を酒少々で溶いて味付けに使う。
上の分量ぐらいですと、味噌&砂糖は大さじ1杯ぐらいでしょうか?

ちなみに砂糖は、唯一カラダを冷さないと言われる甜菜糖を使用。

茎は、超簡単で便利な塩漬けに!

大量の蕗を収穫した母から作り方をネットで調べよ!と指令を受けてしらべたところ簡単&便利そうだったんで、にわかに興味がわいたというのもありまして…。
実は、私も初体験です。

用意するのは、保存用のビニール袋、たっぷり目の塩…と蕗。

蕗をビニールに入る大きさに切って、ビニールに入れ、塩を刷り込む感じで、袋の上から転がして…。

蕗の塩漬け

これをさらにビニール袋にいれ二重にし、冷蔵庫へ。
水がでてきたら漬かった証拠なんだとか…ふーん。

漬かったら食べるのですが、今度は塩抜き(水につける)⇒茹でる⇒筋をむきといういつもの手順が待ってるみたい。
その後、普通に蕗料理に使えるって寸法です。
何作ろうかなぁ~♪

といっても、塩漬けしちゃったら蕗のヒスイ色はもうなくなるんだよねぇ。
うっ!少しとって、煮物や混ぜご飯にすべきだったかもぉぉぉぉ~!(あとのまつり・涙)

◆今日は、2016年5月31日/旧暦4月25日/卯月癸丑の日
◆日の出4時27分 日の入18時51分/月の出0時57分 月の入13時10分