麦わら蛇は、富士塚の開山式につきものの縁起物。
これは、駒込富士の「麦わら蛇」。
昨年授与いただいたものなんで茶色くなっておりますが…。
我が家の寝室にぶら下げて、眺めつつ眠り、目覚めて眺めて、もう一年かぁ。
「蛇」は水神様である龍の使者なんで、ホントは水場にお祀りしたほうがいいのかなぁとも思うのですが、なんとなく夢見がよさそうんな気がして毎年ここに。
ちなみに、ご利益は、水による疫病や水害などの厄災除け。
梅雨から本格的な夏のはざまのこの時期は、水にまつわる災難の多い季節ですものねぇ。
ということで1年お世話になった麦わら蛇はにはお礼をいって、駒込富士神社へお返しし、新しいのを授与いただいてきた。
ひゃあ、こんなに瑞々しかったんだぁ!
同じく、寝室の天井からぶら下げてしばし涼を楽しみもします。
麦わら蛇の意匠にも神社でバリエーションがあり!
どの縁起物もそうだけど、麦わら蛇も、その基本を守りつつも授与する神社によって意匠に工夫があるってのが、やはり面白いところと思う。
ちなみに、浅草の富士信仰の拠点でもあった浅草のお富士さんこと浅草浅間神社の「麦わら蛇」はこんな意匠。
ずいぶん違いますよねぇ。
こちらは、今年の植木市で早々に授与いただいてきたもの。
さて、この麦わら蛇さんは、部屋のどこに飾ってわが身を見守っていただこうかと、ちょっと試案中。
実は、こっそりカミングアウトすれば…。
ただいま私はミニマリストめざして、部屋の大規模かたずけ中。
8年前に会社員という働き方をやめてからこっち、物欲が極端に消え失せたので、無駄な買い物はせず
⇒新規のモノはたまらず。
今我が家に蓄積しているのは、会社員時代のストレス解消で購入したものがメイン。
つまり、新規で増えたものは極端に少ないもんで、目標に達するのはそんな先のことじゃないとは思う。
…ですが、どうも、このカミサマ由来の小さなモノを授与いただくのだけは、なんだか加速している気がする。
うーむ。
いや、やっぱ、この不思議なカタチ。
そこに宿る、古くからの物語。
期間限定での授与にして、1年たったら神社にお返しするという作法。
そんな消費文化とは違う意味持つあれこれが、わが身の別の欲を刺激するんだなぁ。
ってことで、これはいいかぁと思ってるところ(笑)。
◆今日は、2016年7月2日/旧暦5月28日/皐月乙酉の日/月齢27日
◆日の出4時29分 日の入19時01分/月の出2時25分 月の入16時32分