七十二候は「熊蟄穴」に。動物たちはいよいよ冬眠の季節。東京の街でも樹々が冬支度です。/旧暦11/16・癸未

七十二候は「熊蟄穴(くまあなにこもる)」の時期です。(12月12日~16日)

暦は「野生動物たちの冬眠の季節だ」と言っています。

数日前、野生の熊が里の診療所で冬眠しちゃったというニュースがありました。
びっくり(◎_◎;)!!

母熊と子熊3匹。
その後、麻酔銃で眠らせて、捕獲したという聞きましたが、その後、無事に冬眠できる場所に返してくれたのかなぁ…と気になります。

古い暦を気にして暮らせば、現代とのずれまくった様子が気になりますが、そこにこんな申し訳ないニュースに限って、暦にぴったりの時期に聞こえてきたり…。

どこまでもヒトのせいなのに…ごめんね熊。

東京の街では、木々たちの冬眠がはじまってます。
…いや、冬支度か(*’▽’)

先日訪ねた 旧芝離宮でも松の木たちは菰巻きを腰に(*’▽’)。

 旧芝離宮の孤巻

いゃあ、温かだねぇ。
これで冬も安心…とか言ってるみたい(*’▽’)。

いやいや、ホントは、冬の間にここに虫をためて、春になったら菰巻きごと駆除するためのものなんですけどね。

向島百花園でも松の樹の上には掲げられた「わらぼっち」が。

藁ボッチ

これも、暦が「熊蟄穴」という今頃は、庭師さんの手で雪吊りになったはずです。

我が家の近所にも可愛い「菰巻き」が登場!

今年も梅のシゴトがいっとう可愛い。

孤巻

2カ所ほどあるのに近寄ってみて…。

孤 梅

孤 梅

同じ梅の意匠もちょっと違っているみたい。
それも手仕事による醍醐味ですね。

七十二候「熊蟄穴」の時期の東京の片隅には、こんな光景。
樹々も冬眠かぁと眺めつつ、ヒトのわが身もゆっくりカラダを休めることを思ったりします。

◆今日は、2019年12月12日/旧暦11月16日/霜月癸未の日/月齢15.5日/満月
◆日の出6時41分 日の入16時28分/月の出16時36分 月の入6時18分