街路樹の根元なんかに人知れず植えられた鳳仙花。
なんか今年は、妙に目に付くんですが、鳳仙花流行ってるんでしょうか?
東京の道は、いずれも行政できちんと街路樹が植えられて、案外緑の多い町ですが、その根元の土の出たところを近所の住民は見逃さないみたい。
観察しながら道を行けば、春夏秋冬どなたかな植えた季節の花が咲き誇る。
いちばん目立つのは、初夏のころの「立葵」とか?
それと「木立朝鮮朝顔」なんて大物も同じころ大きならっぱ状の花を咲かせる。
(この花は、1年に複数回咲くんで、今も、二回目の開花を控えて、つぼみが出始めてるのもあるみたいです!)
が…。
夏真っ盛りの鳳仙花って、今年初めて見た気がするんだよなぁ…。
鳳仙花って豪華そうな名なのに、
花の色はパステル調で軽やかな感じ。
だからひらがなで「ほうせんか」のほうが似合うよねぇ。
夏のオレンジっていったら強いイメージですが、ほうせんかのオレンジは軽やかですし…。
紫も艶っぽい色のはずが、ほうせんかにかかれば、初々しい感じ。
白はもちろんさわやかですが、逆にこっくりした深みもある。
この暑さの中で、なんだか不思議と春のイメージをまとっているようにも見えますがいかがでしょうか?
ところで…種は、ほんとにはじくの?
そうなんです。
かつて、夢中になって読んだ大島弓子の『ほうせんか・ぱん 』という漫画。
そのタイトルが、ほうせんかの種が飛ぶ様子そのもので、それってホントなのかな?と…。
ちなみに漫画のほうは、まだちゃんと売られてます!
これです!
作中に「夏から秋に花開き 形はふうがわりでステキ タネをはじくと音がする」という記述があって、「タネをはじくと音がする」のところがずーっと気になっていた。
ほんとか?
図鑑などで調べれば、そんな風なことが書いてあり。
ちなみにwikipediaのホウセンカの性質のところにも「熟すと果皮の内外の細胞の膨圧の差によって弾性の力を蓄積し、弾けて種を遠くに飛ばす。」とありました。
っーことは、今年はチャンスかも?
ことあることに、ご近所のほうせんか観察を怠らず、種が弾く様子をキャッチしてやろうじゃあありませんかっ!
と決意も新たに、それで、このブログのテーマに採用させていただいた次第です。
◆今日は、2016年8月10日/旧暦7月8日/文月甲子の日/月齢7.3日
◆日の出4時56分 日の入18時36分/月の出11時37分 月の入22時47分