季節の暦・七十二候は、今日から「霎時施」に入りました(10月28日~11月1日)。
「霎」は、「雨」かんむり下に「妾」をいれて、「こさめ」と読んで意味も「小雨」のこと。
なんで、これがこうなった?と若干興味が沸くけど、脱線しそうなので気にせず話を戻し…。
「時施」=「ときどきふる」と読ませます。
通して読めば「こさめときどきふる」で、意味はその読みの通り。
秋の空は、秋晴れの日が続くなぁと油断してると、突然り曇って、冷たい雨がふったりやんだりの日があったり…。
これを気象の知識で説明すると、移動性高気圧の乾いた空気=秋晴れ、低気圧=曇りか雨かが、交互にやってきて晩秋から冬へ。
…というのが、季節の変わる段取りみたいなものなのです。
ちゃんと、冬告げ花は咲いています。
七十二候がひとつまえの「霜始降」に続き、「霎時施」とか言って、冬の到来を告げようとも。
今年は、10月下旬まで夏めいた日があって実感わかないなぁ…と思う。
半袖じゃないと暑い日も多くて、長袖シャツ一枚で爽やかに過ごす日ですら、数えてみれば5本の指で足りるんじゃない。
…と思いつついつもの道で、この花を見つける。
よく見えませんが、カーブミラーの上のほう。
拡大しますね。
冬の花、山茶花が咲いてましたっ!
向かった先の皇居の庭でもやはり冬を告げる桜が。
こちらは、大手門から入ってすぐのところにある冬桜。
正式には「十月桜」といいますが、狂い咲きした桜じゃあありません(←皆様、判を押したようにこうおっしゃってます)。
晩秋から冬にかけて咲く桜。
こちらも、山茶花と同じく、冬を告げる花です。
…となると冬近し?
ああ、もう10月も下旬だものねぇ。
毎年、季節は、私の好きな秋をショートカットしてくれますが、今年もですね。
思えば、リアル季節が古い暦どおりとすれば、今年の秋らしい日は、一週間ぐらいだったんじゃあない?
◆今日は、2016年10月28日/旧暦9月28日/長月癸未の日/月齢27.1日
◆日の出5時59分 日の入16時50分/月の出3時26分 月の入15時42分