早いもので都内の菊まつりはおわっちゃう?
湯島天神ならまだまだですよ!
新宿御苑の「菊花壇展」と巣鴨・「すがも中山道菊まつり」は今日明日、浅草菊花展(浅草寺)も16日が最終日。
期間が長いと思ってた都内の「菊まつり」も終わりゆくのが寂しいです。
がっ、湯島天神「文京菊まつり」はまだまだ。
ここは、入門編として、一度も行ったことないという人にも超おススメ。
というのも…。
「福助」「だるま作り」から「懸崖つくり」「千輪咲き」
定番・細工物はひととおりある。
大きな菊を鉢に一輪が「福助」。
福助というより、私はこけしっぽいと思いますがね。
3本寄せて「だるま作り」。
これもなぁ。なんでだるま?とは思うけど…。
そして、見応えありまくりの「千輪咲き」。
これが一つの株に咲く花ってのがもう見るたび不思議でなりません。
崖に這うように小菊を咲かせる「懸崖つくり」。
これがずらり並ぶさまが超カワイイと思う。
…ってかんじです。
名前や造りを知って、眺めると、ますますそのすごさが分かって面白いものです。
「盆庭」も堂々。今年も見応えたっぷり。
「盆庭」は、大きなスペースをキャンバスに見立てたように、菊の花だけで大きな絵を描くように作る。
まさに一枚の絵ですね。
今年は、これが気に入り。
基本ひとりの職人の手で作り上げるそうです。
すごいなぁ。
江戸から続く古典菊も見逃せない。
今年もいろいろありましたが、毎年これに出会えるのがうれしい。
花びらの内側が真紅、外側が黄金色。
「巴錦」という名のあでやかな菊。
葛飾北斎の肉筆「菊図」に描かれたのがこの菊だそうです。
今年は、千輪咲きにもなってましたっ!
豪華っ!
そして、メインイベント!
今年の大河「真田丸」による菊人形。
今年は、地味では?と毎年意味なく心配するんですが…。
真田昌幸(草刈正雄さん演じる)と、真田信繁と、ああ、茶々さんがいましたねぇ。
いや、信繁の正室・春さんでした。(←松岡茉優さんが演じてます。とはいえ打掛きたシーンあったっけ?)
で、なんでこんな中途半端な撮り方になってるかというと…。
春さんの衣装は、ただいま修復中なのでした。
いや、この作業がまた超職人技。
…ってことで、湯島天神境内なんで、もちろん入場料などなし。
なので、天神様にお参りした際お賽銭を多めに収めたりします。
ほどよい広さに、菊まつりの基本アイテムがほぼ揃う。
やっぱ、入門編としておススメですよ。
◆今日は、2016年11月14日/旧暦10月15日/神無月庚子の日/月齢14.4日/満月!
◆日の出6時16分 日の入16時35分/月の出16時40分 月の入5時19分