我がご近所がほこる富士見坂も、今は名のみの…。
数年前に大きなビルが建って、富士山は、もう気軽にちょいっと眺めるとはできなくなったけど。
それでも、建物のあちら側には富士山がある。
そんなふうに思わせてくれる富士見坂。
まずは、在りし日の一枚を。
いゃあ、寒さ厳しき頃ほど、空気が澄んで、きれいな富士山が見えたんだよねぇ…。
この場所に建てば、建物の隙間から富士山がチラ見えする
…らしい。
知る人ぞしる、日暮里富士見坂の新しい富士見ポイント。
ここに立っても富士山の姿をみるのはやっぱり難し。
今日もやっぱり、見えなかったけど、これも、確かにあの建物の向こうに富士山があると知らせてくれる大切な印。
…私の中ではそんな風な存在になっています。
富士山の日は語呂合わせながら…。
東京あたりから富士山を見ようと思ったら、晴れた冬の日が最適。
だから、語呂合わせだけど、案外理にかなった記念日にもなっている。
加えて、この記念日が、富士山好きのヒトたちが言い出して制定されたというのも好きなとこ。
(制定は、パソコン通信の「山の展望と地図のフォーラム」による。1996年1月1日制定)
のちに、やや遅れて別に、山梨県河口湖町も(2001年12月)、静岡県も(2009年12月)、今日を「富士山の日」を制定しているみたいです。
…って考えると、東京から富士山の見える景観を保護しちゃえ!って条例ができてもいいのになぁと思う。
例えば…。
今だけ富士山が見える、明治神宮外苑聖徳記念絵画館前。
このまま国立競技場ができちゃうと、また見えなくなってしまう東京からの富士山。
ならばたとえば、国立競技場に、富士山が見える展望台とかカフェとか作ってくんないかなぁ…と思ったり。
カミングアウトしちゃえば、スポーツ観戦なんてさして興味のない私。
東京オリンピックが終わったら(開会式と閉会式は楽しみです)、さして興味のない箱ものでしかないの。
そこに、富士山見えたら、いきなり価値が増すわぁ~!
と妄想しつつ。
我が家の窓辺には、祝・富士山の日として、江戸の絵師による富士山を飾る。
ポストカードだけどねぇ。
◆今日は、2017年2月23日/旧暦1月27日/睦月辛巳の日/月齢26.1日
◆日の出6時19分 日の入17時30分/月の出3時44分 月の入14時12分