4月7日は、小川未明の誕生日。
もちろんいつものように、外出時には、著作を持って、暇を見つけては読む。
子供のころから親しんで、大きく影響も受けた作家の誕生日には、こうして、密かに誕生祝。
今日もおんなじ2冊を持って出かけます。
…っていうか、なかなか出ないなぁ、小川未明さんの再編集バージョン。
明治大正の文豪系の方たちは、「ちくま日本文学」などにくまなく収録されてる気がするんだけどなぁ…なぜか、未明さんバージョンがありません。
他の出版社も同じくで…。
折に触れ、本屋の棚を探し、今日もAmazonで検索すれど、今年も出版される気配なし。
うーん、残念無念。
一応申し上げますがこの小川さんは、
「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」ですっ!
そして、そう呼ばれている通りの作家…と思う。
私といえば、こっちの新潮社文庫も。
実は、イラストが楽しい岩波文庫も(←本文中にも豊富にありっ!)。
その他、絵本バージョンやら、少年少女向けやら、もう何度も何度も同じ物語を繰り返し。
だけど、毎回新しい発見があり。
大人になればなるほど、その面白さが増してゆく。
これぞ、物語の真骨頂。
ああ、ブーム再来とかないだろかなぁ…。
ということで、今年もその物語を一日かけて楽しみますね。
未明さん。
そして、今年で135回目(1882年生まれ)のお誕生日おめでとうございます。
暗くしかし美しい小川未明ワールドを、少し怯えつつも淡々と堪能し、読み終えて、春の明るい日差しを見上げてホッとする。
今年も、そんな読後感を楽しみに。
そして、年を取って初めて見つける意味を深く堪能もさせていただく所存。
こんな読み方のできる深い、深い物語をありがとうございます。
◆今日は、2017年4月7日/旧暦3月11日/弥生甲子の日/月齢10.0日
◆日の出5時20分 日の入18時07分/月の出14時18分 月の入3時01分