今日は、春土用の最初の一日。
そして18日間の土用が明ければ、あらら立夏!
ああ、もう夏がそこまできちゃってますっ!
いやいや、夏や冬の土用にくらべて穏やかな、季節のあわいの日々。
ここぞと雑草観察にいそしむ日々。(←ってか、年中やってますが…)
夏近づく時期の草々は、黄色の存在が控えめに
白や紫に移ろうような…。
たとえば、春の黄色は…。
「金鳳花(きんぽうげ)」とか…。
「母子草(ははこぐさ)」とか、淡い黄色が優勢になってゆく気配。
一方、キリッと黄色のたんぽぽは徐々に綿帽子が目立ってきたかなぁ~。
そして目立ち始める紫は、花だいこんこと「紫菜花(むらさきなばな)」。
…ってか、この花、盛りの頃が前倒しになった気が。
数年前は、ほぼほぼ昭和の日(4月29日)に空き地や土手を紫に染めるほどに群生してたんだがなぁ。
最近はちょっと早い。
群生といえば…。
春先に、街場ではなくなったなぁ…と思い込んでた「菫(すみれ)」。
盛んに咲くのはいまごろだったんだねぇ。
という感じに目に付きます。
遠目にすみれ?と思ったら…。
この「垣通し(かきどおし)」も群生するきれいな紫。
やっぱね。
紫率はかなり高い。
白系の花も続々と咲く。
「薺(なずな)」、通称ぺんぺん草も群生開始。
たしかに、春先は、やっとその素性が分かるぐらいにしか咲いてなかった。
「繁縷(はこべ)」もどんどん地面に浸食。
目立たない花ですが、よーく見ればすごくカワイイ。
そして「春紫苑(はるじおん)」もやっと咲く。
春~夏へと遷る日々の草叢に、少し背高の草が育ち、花咲かせるってことだねぇ。
土用の日々は…。
土の気が盛んになるから、土いじり禁忌。
…と古人の教えをとりあえず。
なのに、勢いある草々を眺め歩けば、土ごと少しいただき、鉢植えにしたいなぁ…なんて。
これは、向島百花園で見つけたホトケの座の鉢。
まあ、それは、ゴールデンウィーク帰省の母の畑で楽しもう。
ちなみに、今頃盛んな雑草たちは、半月遅れの5月上旬、福島の大地を彩る段取りになっています。
今年はどうかな?
◆今日は、2017年4月17日/旧暦3月21日/弥生甲戌の日/月齢2.0日
◆日の出5時06分 日の入18時16分/月の出23時29分 月の入9時03分