今日は、二十四節気「芒種」。籾撒き(もみまき)の頃の意味?もう稲は育ってるよ!/旧暦5/11・癸亥

今日は、二十四節気「芒種」です。

暦がこんな風に言い始めると、入梅も目の前。
暑いです…。
なんか、「大寒」とか「小寒」とか言ってた頃が懐かしいような、そうでないような…。

って、愚痴はさておき。

江戸の暦の参考書『暦便覧』に意味をお伺いしてみれば…。
「芒(のぎ)ある穀類、稼種(かしゅ)する時なり」

…って???

ええっとまずは、「芒(のぎ)」

これは、 稲や麦などの穀物の実ひとつひとつの先端ついている棘状の突起のこと。
これですね。

禾

「芒」は、イネ科の植物の特徴なんだそうです。

で、「稼」⇒「穀物を植える」という意味。

「稼種」とくれば、種まきかぁ…。
つまり、「芒種」は、「穀物のタネを蒔く時期。籾撒き(もみまき)の頃ですよ」といってる。

籾撒き(もみまき)も田植えも乗り越え、いい感じに生育!

…って、これは、福島の田んぼ。

福島の田んぼ

こんな小さな一角でも、青々とした光景はココロ踊らせます。

田植えの時期は、関東も同じ頃なんで、田んぼがあるエリアは、きっと同じような光景がくり広がってるかなぁ…と。

いいですねぇ。

私は、身近な田んぼ詣でへと!

暦が「芒種」とか言い出せば、「そうだっ!」と気になるあの田んぼ。

田んぼ

ここです。

小石川後楽園の小さな田んぼ。

小石川の田んぼ

田おこしの前には、一面れんげの花を咲かせ、それを肥料に土を耕す…という自然に近い状態で稲を育てているのが興味深く。

田植えの主は、近所の小学生なんだとか。


さらに、「芒種」のころには、花菖蒲を背景にして、もしや日本一ゴージャスな田んぼなんじゃあないでしょうか。

ってことで、もちろん、今年もあまり暑くない日を選んでちょっと訪ねてみるつもりです。

◆今日は、2017年6月5日/旧暦5月11日/皐月癸亥の日/月齢10.3日
◆日の出4時25分 日の入18時54分/月の出14時55分 月の入1時57分