「雨の七草」の最後は、「灸花(やいとばな)」とか、「早乙女花(さおとめばな)」とか。
そんなまともな別名を持つというのに、本名「屁糞葛(へくそかずら)」。
…ってやめてくれぇぇぇ~!
と思わず、雄たけびたくなりますが、花はどこ吹く風で、可愛く咲いております。
たぶん、名ずけのセンスのなさを小ばかにしている…かもしれないけど(^^♪。
この名の理由は、少し摘んでゆこうっ!とか思って手で触ると、ちょっと臭い…から。
まあ、白く可愛い花に「どくだみ」とつけたセンスと同じですね。
…日本人ってなぁ。
っていうか、雑草の名づけってどんなシステムでなされてるわけ?とも思う。
別名の出典は、柳宋民せんせいの著作から。
わたしの雑草バイブルでもある『雑草ノオト』。
このへくそかずらのページでは…。
<漢字で書けば屁糞葛。植物の名前には時々ひどいものもあるが、中でもこのヘクソカズラほどひどい名前はないだろう。何しろ屁と糞であるから最悪である>
とややあきれモードで語っております。
そして、ちゃんと救済策(?)も。
<別に「ヤイトバナ」とも云う。花の中心が赤いところから、灸を据えた跡のようだということらしい。また、その花の可憐さから「サオトメバナ」とも云う。>
ちなみに、正式漢字バージョンは、「灸花(やいとばな)」に「早乙女花(さおとめばな)」
…ってことで、私は、「早乙女花」をひそかに採用している次第。
やればできるじゃん美しい名づけ。
と思っても、これらはそんなに一般化してないのが悲しいですっ。
ちなみに、言われるほど匂わないので、見つけたら少しいただき…。
我が家に飾る。
蔓が丈夫でしなやかなんで、くるりと巻いて、器へと。
そして、結構もつんですねぇ。
コレ。
さあて、これで、「雨の七草」2017年バージョンは、「紫露草」「昼顔」「立葵」「露草」「捩花(ねじばな)」「藪枯らし」と「屁糞葛(へくそかずら)」…もとい「早乙女花」と、すべてセレクト。
梅雨の間に間に合いましたので、今度は、梅雨明け頃から、「夏の七草」やろうかなぁ…と。
いやいや、実は「秋の七草」が一部咲きだしてるし…。
さて、どうしょうか…と、(無駄なことを)熟慮中。
◆今日は、2017年7月5日/旧暦・閏5月12日/皐月癸巳の日/月齢11.0日
◆日の出4時31分 日の入19時00分/月の出15時33分 月の入1時38分