今日は、永井荷風の誕生日。逝った作家を偲んで読む一冊は、旧かな+文語調でやや敬遠だった『断腸亭日乗』にトライっ!/旧暦10/16・甲子

今日は、永井荷風の誕生日。

逝ってしまった好きな作家の誕生日には、著作を読んで偲ぶ。
ただし、思春期から好きな作家限定。

…は、オトナになってから始めて、嵌った習慣ですが、再読していちばんへえーっと思うのがこの作家。

これを高校生の私がねぇ…というのと。
この作家を知ったきっかけが、女子高校の図書室…というのが、その理由。

夢中になって読んだのは、昔、玉ノ井、今、向島あたりを舞台にした『墨東綺譚』(青空文庫でもよめます、こちら)なんですが…。

墨東奇だん

ふふふっ、せのびしてたね(* ´艸`)

今日はその『墨東綺譚』を読むか、あるいは…。

ホントは、その『墨東綺譚』を手にして、舞台となった向島あたりを散策にとも思うのだけど、うーん。
寒いしねぇ。

ってことで、気になりながらも手に取ったことがなかった荷風の日記。
『断腸亭日乗』(青空文庫はこちら)をいよいよ読み始めてみようかなぁ…と。

断腸亭日乗

これは、永井荷風が、38歳から書き始め、79歳で逝く直前まで綴っていた日記。

荷風の独自の視点で綴った、大正初期から、きな臭くなった昭和の戦前、戦後。
しかも、おそらく発表する気もなく書いた(はずの)日記。

なので、以前から興味だけは持っていて
⇒立ち読み。

しかし、旧仮名遣いの上に、文語調が読みにくく
⇒打ちひしがれ
⇒結局書棚に戻す。
…を、ずーっと繰り返してきた一冊だったりいたします😞。

ホントは、全文収録の全集もあるのだけれど、そちらはかなりハードルが高い。

で、その摘録バージョンの文庫を今年こそ!
…と思い始めた次第です。

ということで、荷風おじさま。
お誕生日おめでとうございます。

もし、今の世に生まれ変わっているとしたら、どんな日記を書くかしら?
…などと、想像をめぐらしつつ、今日は高いハードルにトライしてみようと思います。

あっ!
もしやブログかTwitterに投稿していたりして?!(←ちょっと拾い読みしてみて思ったっ!)

◆今日は、2017年12月3日/旧暦10月16日/神無月甲子の日/月齢14.6日
◆日の出6時34分 日の入16時28分/月の出16時26分 月の入5時30分