七十二候は「橘始黄」に。さあいよいよ、日本の柑橘が色づくころですっ!まずは正統派「橘(たちばな)の実」を見に!!/旧暦10/15・癸亥

七十二候は「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)の時期です(12月2日~6日)。

ここで言う、「橘」は…。

1.柑橘類の総称説
2.柑橘種のひとつ「橘(たちばな)」説

…の2つの説あるみたい。

「橘」は、それこそ平安時代以前からある、日本の自生柑橘種。
一方、冬めいてきたなぁと思えば、東京でもそこらに、夏みかんやら柚子、金柑なんかの柑橘の実が色づいてくるし。

…まあ、個人的には、どっちでもよしな感じ。

しかし、暦が「橘の実が黄色く色づき始めたよ~」と言えば、頭の中では、「橘」をちょこんと乗せた鏡餅の姿がよぎり、師走感が強くなる。

ああ、焦るなぁ(@_@。

「橘」の黄ばみ見たければ、いつもの皇居東御苑。

今年は、まだ未確認ですが、本丸跡の天守閣石垣の傍。
ちょうど、その石垣から降りて来たあたりから進行方向右手を眺めると…。

皇居東御苑の橘

堂々とした樹木に実るオレンジ色のモノが、今年もきっと見えてるはず。

これぞ確かに「橘」の実です。

橘の札

「 Citrus Tatibana」。

へぇ~、英名も「たちばな」なんだ!!
と思って撮影した証拠写真。

奥にあるのが、公衆トイレ…ってのがご愛敬ですが、目印としては最適です。

さて、もう少し寄って…。

たちばな

冬ミカンよりより小粒。
そういや、いちども食べたことないけど味はどうなんだろか?
…とかついつい思うなぁ。
おいしそう。

同じコーナーには、金柑も実る

これは、11月中旬から徐々に色づきはじめていたのを確認してます。

金柑

この時期は、不思議と古い暦の顔を立てたように、街のあちこちで、黄色い柑橘が実りだす…気が。
いやいや、暦に言ってもらわないと気づかないだけかも。

だってね、今はまだまだ紅葉狩りと、それに続く枯れ花観察(←立ち枯れした花や実の造形を楽しむ、個人的な遊びです)に忙しく。

◆今日は、2017年12月2日/旧暦10月15日/神無月癸亥の日/月齢13.6日
◆日の出6時33分 日の入16時28分/月の出15時38分 月の入4時20分