七十二候は)「鴻雁北(こうがんかえるの時期です(4月10日~14日)。
「鴻雁」=「雁(かり)」のこと。
「北」=「かえる」とあてているのは、雁は、北へ渡ってゆくからだろうね。
暦の上では、ひとつ前の「玄鳥至(つばめきたる)」でつばめが南から渡ってきて、代わりに冬鳥・雁が北へ。
空が広い田舎育ちの子どもの頃は、V字飛行する雁の群れをずーっと眺めていた記憶。
育ったのは宮城県の田畑ひろがるエリアですが、調べてみたら、もう雁は、その宮城県と北海道のごく一部にしかやってこないんだって?
ホント??
桜見ながら、水鳥も観察。
上野公園の桜の品種が52種もあると知って、けっこうマメに桜観察。
ついでに、不忍の池の水鳥も、かなりじっくり眺め倒していた今年。
それというのも、森鴎外の小説「雁」に、不忍池に雁が生息している様子が書かれているから⇒青空文庫「雁」の「弐拾弐」の章に登場します。
もしかしたら、よく見てなかったかもとじっくり探す。
うーん最初っからいなかったかぁ😞。
ということで…。
「雁」とは水鳥つながりで、今年出逢った不忍池の水鳥を。
それでは、いちばん好きなこの白い鳥から。
鳥は、ぜんぜん詳しくないんですが、図鑑を探すと「小鷺(こさぎ)」みたい(←やや自信なし、以下同ってことでお願いします)。
とすれば、「留鳥」なんで、年中ここにいるのかな?
おおっ!あれはっ!
いろいろ調べて、「五位鷺(ごいさぎ)」という鳥ではないかと…。
とすれば、茂みの中にいることが多い(確かにっ!)ので、出逢えたのは幸運かも?
留め鳥らしいので、またしつこく探してみようっ!
「百合鴎(ゆりかもめ)」と「海猫(うみねこ)」は、私的には、不忍池の定番水鳥…な気が。
いちばん目に付くのは、「ゆりかもめ」。
もしかすると、この不忍池界隈では、鳩よりその数は多いかもしれない。
が、そろそろ北へ旅立つ鳥なんですねぇ…。
あと少しで、こんなカワイイ姿にも出会えなくなるのか…。
って横で、こんな姿にも。
威嚇攻撃?それとも求愛?鳥に詳しくないのでわかりませんが、長々と騒いでます。
「うみねこ」は、漂鳥&留鳥。
もしかして、不忍池で「定番」と思って、ずーっと見てたのはうみねこだったのかな?
あっ!
これも「かもめ」の一種だと思うのがっ!
うーん、あなたはかもめ族だよね?
詳しくはなんて名前?
ああ、もう少し鳥に詳しくなりたいですっ!(←上野公園の桜52品種に続き、またコンプリート欲に火がついてます(*‘∀‘))
最初カラス?と思ったら、これは…「鵜(う)」では?
黒いカラダで集団でいたんで、間違っちゃったんですが、のちにすいすい泳ぐは潜水するはで…。
動きが水鳥そのもの。
望遠で見たら、これは鵜飼の鵜ではないか?
これもいろいろ調べて「川鵜(かわう)」ではないかと推定。
とすれば留鳥なんで、まだここで遭遇可能かも?
うーん、慣れてないので調べるのがちょっと大変になってきたっ(・・;)。
あとは、鴨系の水鳥多数。
このこが、「きんくろはじろ」で…(漢字はどう書くんだろ?「金黒羽白」かな?)
こちらは、きんくろはじろの雌かな?
鳥の世界は、おしなべて雌が地味ですね。
あとは、もう調べがつかないので、写真だけでっ!
うーん、この子は鴨じゃないと思うんだけど。
あなたは誰?
ふーっ。
冬の始まり頃は、鴨っぽいのがけっこうわらわらいたような気がするんですが、今の時期は、ほんの少数みたいです。
鴨は冬鳥なので、みんなもう北へ渡って行っちゃったのかな?
心なしか、スワンボートが寂しげに見える。
ということで、雁のいない、七十二候「鴻雁北(こうがんかえる)」のおかげで野鳥観察デビュー?
今度双眼鏡を持ってこようか?
うーん。
花を追うのにも精いっぱいだってのに、どうする私。
◆今日は、2018年4月11日/旧暦2月26日/如月癸酉の日/月齢24.6日
◆日の出5時14分 日の入18時11分/月の出2時34分 月の入13時20分