今日は、お富士さんの開山式。遠くにそびえる霊峰富士に併せて、近所の富士塚もお山開きです。/旧暦5/18・甲午

夏越しの祓いの6月晦日が明ければ、富士塚開山式です。

界隈では、親しみを込めて「お富士さんのお山開き」…とか(*‘∀‘)。
呼び名もカワイイ。

開かれるのは、富士信仰「富士講」の拠り所である「富士塚」と山頂の富士神社。

駒込富士

私はもちろん、ご近所の駒込富士の開山式へ。

普段は森閑とした境内も今日は各種祭り屋台で賑わいは最高潮。
急な石段を上った先には、昨日の「お富士さんの花万灯巡り」で界隈を巡った「万灯」が飾られ。

駒込富士の開山式

その華やかさを眺めつつも、お参りお参り。

お参りのあとのお約束「麦藁蛇」も授与いただく。

山頂には、瑞々しいヒバの葉を装う麦藁へびが並び。
今年もひとついだだき。

麦藁蛇

水場近くにお祀りします。
私は、キッチンの冷蔵庫にマグネットでパチンッと飾る。

ご利益が、水あたり除けってことがその理由。
ですが、ほかにも厄除け・疫病除け・虫除けなど多数です。

そして、昨年から一年お世話になったほうは神社にお返しするのも作法。
白い布でくるんで、代わりに納めてまいります。

さて、それから、もう一か所の富士塚へ。

江戸を中心とした関東平野からは、かつてどこからでも拝めた富士山。
それがいつしか信仰の対象となる。

本来ならば、ホンモノの富士山に登ってお参りしたいところだけれどそうもいかない江戸人たちは、古墳を富士に見立てて。
あるいは、溶岩を運んで積み上げミニチュアの富士山を作った。

その開山式が、今日の日であるのは、やっぱり霊峰富士の開山式と併せてだろうね。

ってことで、関東一円に広がる富士塚では、それぞれの開山式がくり広がるって寸法です。

私としては、東京に住んでいるうち、できるだけ多くの富士塚へ。
…が希望。
いや、野望。

今年はどこへいこうかなぁ…と、毎年このリストのお世話になっております。⇒富士塚一覧のサイト

…とか言って、昨年は所用が立て込み。
リストを眺めてため息ついただけだったかも😓。

◆今日は、2018年7月1日/旧暦5月18日/皐月甲午の日/月齢17.3日
◆日の出4時29分 日の入19時01分/月の出21時08分 月の入6時52分