都心だってのにこれはすごいなぁ~第2弾です😊。
皇居東御苑の樹々の実り。
目立ったところでは、本丸跡の果樹園の柑橘や柿の実り。
あるいは、園内各所に植栽された柑橘類も青い実を実らせているのがまとめて観察できます。
が、しかし。
昨日の「赤い実編」に引き続き、野趣あふれる実りの様子が面白いです。
「野草の島」の今頃の実り。
皇居東御苑でもっとも広大なのが天守台がある本丸跡。
そのエリアの富士見櫓に近い一画には、野草のコーナーがひっそりと広がっていて、通称「野草の島」。
ここは二の丸跡の雑木林とともに気に入りの場所です。
今なら、やっぱり“紫御三家”が面白い実りを見せています。
・「紫式部(むらさきしきぶ)」
・「小紫(こむらさき)」
時々、花屋さんで「小紫」が「紫式部」の名で売られているせいかもしれないけれど、よく混同される2種。
だけど、こうしてふたつ一緒に眺めれば、違いは一目瞭然です。
・「白実の小紫(しろみのこむらさき)」
なんて、むりやり命名されたふしのある仲間もおります。
さて、このエリアは背高の樹木も多くて、見上げれば…。
美しい色合いのこれも実ってますね。
・「櫨(はぜ)の木」の実り
葉っぱは、いちはやく深い赤になって、秋の華やかさを演出する種。
櫨の実りは、実は、始めてみたかも。
二の丸庭園の雑木林では…。
野草の島を観察⇒雑木林へ移動というのは、皇居東御苑に来たらよくやる手です。
広すぎるので、今日はココと決める。
そのほうが観察は、深く充実したりするものです。(←とか言って、昨日の赤い実も、もっと前の冬桜も全部一挙に眺めたんですけどねぇ)
雑木林の実りは…。
・「辛夷(こぶし)」の実
ついこないだまで青いげんこつみたいだったのが、熟して黒くなってました。
そして草にも実りが…。
・「藪茗荷(やぶみょうが)」の実
これは、苑内のあちこちに出てますが、いちばん美しかったんでここのを。
・「独活(うど)」の実
「独活の大木」を「役に立たないもの」とすることわざがありますが、大きく育ってくれなければこの造形美には出会えません。
ってことで、10月の皇居東御苑の観察は、思いもかけずに野生の実り観察に。
この先は、美しい紅葉に山茶花や椿の開花など、晩秋から冬への華やかさが待っています。
今後は、ちょっとマメに繰り出すつもり。…たぶん。
◆今日は、2018年10月26日/旧暦9月18日/長月辛卯の日/月齢17.0日
◆日の出5時57分 日の入16時53分/月の出18時13分 月の入7時05分
↓今日もこの本をすごーく参考にしましたっ😊。一家に一冊。