好きな作家は、逝った日より生まれた日が大切と思う。
なので、誕生日には、書棚から1冊。
あるいは、新しく1冊。
終日もちあるいて、読む…をささやかな誕生祝としております。
といっても好きな作家多すぎなので、思春期から好きで、すでに逝ってしまった方のみですが😊。
11月28日は、科学者であり名エッセイストである寺田寅彦の誕生日。
今年は、こんな本が出てたんだぁ~!!
と今更ながらその存在に気付いた一冊を、この日のために購入(しかも古書店にて)。
この『天災と日本人 寺田寅彦随筆選 』(角川ソフィア文庫)という本、150ページほどの薄い一冊ながら、目次を眺めてみると、深い内容。
特に、「天災と国防」「津波と人間」「流言飛語」…と、これは読んでおかなければと思う章が並んでますね。
本書は、2011年東日本大震災の年に編まれたもので、中には、既読の章もあるけれど、こうして同じテーマで貫かれたモノを読むのもまた一興。
いや、それ以上に必読かと。
「天災は忘れた頃にやってくる」のコトバは、寺田寅彦センセイによるもの。
しかし、今年の日本列島、もうもう忘れる暇がないほどの天災来襲でしたよセンセイ。
だから、今日は、ココロの防災のためにこの一冊を、じっくり読んでみようと思っています。
寺田寅彦センセイ、お誕生日おめでとうございます。
そして…。
さまざま示唆に富む著作を残していただきありがとうございます。
◆今日は、2018年11月28日/旧暦10月21日/神無月甲子の日/月齢20.8日
◆日の出6時29分 日の入16時29分/月の出21時41分 月の入11時00分