七十二候は「芹乃栄」に。ならばと「芹」を買ってきて、ふと思い出すのが田んぼの畔に生える野草「田芹(たぜり)」。/旧暦12/4・丙午

七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」の時期です(1月6日~9日)。

…ってか、忘れてました。
今日が最終日。

春の七草で、「芹(せり) 薺(なずな) 御行(おぎょう)繁縷(はこべら)…」って感じで登場してたんで、もうてっきり😓。

暦は、「芹が盛んに生える時期だ」と言い出しましたが、ホント?
まだ、寒さ厳しい「寒の内」ですけどね。

大地の「芹」は未確認だが、お店には新鮮な「芹」が豊富です。

ってことで「芹」を一束、買ってきました。

芹

さすがいい香り。
清涼感のある芹の香りが、春を呼ぶ感じです。

さあて、今晩はこの芹を使って何つくろうか?
とココロは踊る。

がっ、より好きなのは丈の短い「田芹(たぜり)」なんだよなぁ…などと。
この芹は、田んぼの畔などに生えるからこの名がついた。
…まあ、野草ですね。

たとえば、こんな風に早春に生え始め…。

そうそう、田芹はこんな風に、小川なんかにも生え始め…。

皇居の芹

ふふっ、これは、いつもの皇居東御苑、雑木林のとある場所。
いまなら、暦が言う「栄」より「始」の字を使って、芹が生え始めました…というのがリアルなところじゃないでしょか?

この暦が現役だった江戸時代は、芹の旬がいまごろだったのかしら?
と、これは毎年思うことです。

で、この皇居の芹がこんな風になる頃に。

皇居の芹

運が良ければ、個人経営の八百屋さんなどに田芹は並ぶ。
そのころまであと少し。

農家の方が育てた立派な芹を食しつつも、そんな風な記憶蘇るのが、七十二候「芹乃栄」頃だったりします。

◆今日は、2019年1月9日/旧暦12月4日/師走丙午の日/月齢3.1日
◆日の出6時51分 日の入16時45分/月の出8時53分 月の入19時34分