一重桜も花の最終コース。
桜は八重へと移ったところで、春土用です。
土用に入れば、その先には次の季節。
こりゃあ、うかうかしてられないっ!
とばかりに、上野公園の八重桜、そのアンカーともいえる「関山(カンザン)」が咲きだしました。
…ってことで、早速行きます。
「上野公園桜図鑑Ⅲ」の続きです。
上野公園に植栽されてる桜は全58種(2015年現在。桜マップPDFあります。)。
そのうち、染井吉野より後から咲く種は、30種。
うち13種類は、数日前にご紹介した通りですが、残り17種のコンプリートにならずでややがっかり(-_-;)。
が、それでも残り12種!
一挙、ここに公開いたす次第です。
まずは、上野公園の博物館エリアから…。
・園里黄桜(ソノサトキザクラ/同37番)
駅公園口から、上野公園へと向かうと、桜並木の手前に交番が。その裏手に2本あります。
そしてそのまま東京国立博物館(トーハク)へ入館。
・火打谷菊桜(ヒウチダニキクザクラ/桜マップ18番⇒PDFあります。)
トーハク正門入って左手の島に1本あります。
そのまま法隆寺宝物館のほうへ歩を進め…。
・関山(カンザン/同25番)
今は、まだ上の写真ぐらいの開花状況ですが、満開になるとこんな風(写真は昨年の今頃です)。
上野公園内で、いちばん本数が多い八重桜ですが、この法隆寺宝物館前の水上に咲く関山がいちばん好き…かな。
ちなみに、この種は、桜リレーのアンカーたる八重桜でもあります。
・御衣黄(ギョイコウ/同26番)
トーハクの法隆寺館の裏手に1本。
…なんですが、ほんと奥の奥、なんでこんなとこに?って感じの場所。
よくよく探してみてください。
・吉野枝垂桜(ヨシノシダレザクラ/同43番)
トーハク内、本館前の島にあり。
先ごろ古木が伐採され、若木になっていました。
・兼六園菊桜(ケンロクエンキクサクラ/同48番)
トーハク庭園入って、小道をしばし行った右手。
あるいは、上野の森美術館の前の広場に一本ずつ。
そして以下3種も、同じく、上野の森美術館と清水観音堂裏手の広場に植栽された種たち。
・福禄寿(フクロクジュ/同50番)
七福神さんから名前をとったおかげで、なんだかいっそうありがたい気がします。
・蘭蘭(ランラン/同40番)
1972年、上野公園に中国からやってきた初代パンダ蘭蘭は、1979年秋に逝く。その供養のためにこう名ずけられた桜。
・妹背(イモセ/同41番)
ふーむこれもぼってり系。
それでは、そのまま不忍池方面へ。
・菊桃(キクモモ/同b番)
五條天神のあたりにあります。
・八重紅虎の尾(ヤエベニトラノオ/同38番)
強そうな名前ですが、ぼってりした感じが可愛すぎる種。
桜並木の中ほどから弁財天へ向かう石段を下り、横断歩道渡って、左手に1本あります。
・梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ/同34番)
不忍池・蓮池畔、深川風俗資料館の近くに一本だけあります。
…ってことで、発見できた12種。
あとは、雅(ミヤビ/42番)、昭和桜(ショウワザクラ/46番)、犬桜(イヌザクラ/C番)、仙台吉野(センダイヨシノ/35番)、普賢象(フゲンゾウ/36番)、の5種なんですが、まったく見つけられず…。
うーん、なかなかコンプリートは難しいみたいです。
でも、いいかっ。
十分に桜を堪能。こんなに桜桜と追った年はなかったかもしれないです。
そして、上野公園は、桜の植栽でもたいした規模なんじゃあないでしょうか?
ってことで、「それでは、桜、来年またねっ!」ですっ(*‘∀‘)。
◆今日は、4月17日/旧暦3月13日/弥生甲申の日/月齢11.8日
◆日の出5時07分 日の入18時15分/月の出15時44分 月の入3時53分