七十二候は「蚕起食桑」に。となると、もうホント梅雨の時期が近いんだよねぇ。梅雨告げ花たちも蕾が膨らんでます。/旧暦4/19・庚申

七十二候は「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」の時期です。(5月21日~25日)

暦は、お蚕さんが、「食桑」=桑の葉を食べる頃になりましたと言っています。

ちなみに、暦の言う「起」「孵化する」の意味。
卵が孵って、蚕棚からはシャクシャクと桑を食む音。

かつて、農家で普通に蚕を買っていた時代には、いちめん広がる桑畑。
そして、その桑の葉を食べる音が、まるで激しい「雨音」のようだったとか…コレは、幼いころに母か祖母かに聞いた話。

だから、「蚕起食桑」と聞けば、「雨音」⇒「梅雨入り近し」とうっすら連想。

実際、梅雨を告げる花々が密かに存在感を増しています。

まずは、「立葵」の幾何学なつぼみ

立葵

「立葵」は「梅雨葵」の異名を持つ、いわば「梅雨告げ花」。

茎の下のほうから順に咲き始めて「梅雨入り」となり、花がてっぺんまで全部咲いたら「梅雨明け」。
…と目安にするんだとか。
とか言ってて、毎年忘れちゃうんですが、今年はホントにそうなのかがっちりチェックいたしたく思う。

あるいは、「南天」の花

南天の花

まだつぼみですが、コレが咲いて、雑穀米みたいな雰囲気を醸す頃に梅雨入りっぽい感じ。

そして、雨の日々と言えば、王道はこの花。

紫陽花

「紫陽花」もまだ多くはつぼみですが、早々咲き始めている場所もある。
雨のしずくを湛えた姿がやっぱ、いちばん似合いだよねぇ。

…ってことで、ともかく梅雨入も近い?
となると、毎年恒例、「梅雨の七草」っていうか、「夏の七草」探しをそろそろ始めないとねと思う。

◆今日は、2019年5月23日/旧暦4月19日/卯月庚申の日/月齢18.2日
◆日の出4時31分 日の入18時45分/月の出22時46分 月の入7時59分