今日は、雑節の「入梅」です。
「入梅」は、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日など同じ仲間。
独特の風情持つ古い暦「雑節」のいちアイテムですが、こちらは日本オリジナル。
古代中国から渡ってきた「七十二候」や「二十四節気」だけではとらえきれない季節感を補完するために作られたとか。
…といっても、「入梅」=梅雨入りの目安は、「立春」から数えて127日目ってだけで、超ざっくりなんだよねぇ~(◎_◎;)。
それでも2019年は、6月7日に関東甲信・東海・北陸・東北南部あたりが一斉に梅雨入り。
誤差の範囲のずれって感じで、あながち外してないところがすごいですよね。
「梅雨葵」の「梅雨入り&明け」の予想はどうかと言えば…。
通称「梅雨葵」の名を持つ「立葵」。
この花は…。
・「梅雨入り」の頃咲き始め、
・下の方から順番に咲いて
・てっぺんまで咲ききったら「梅雨明」予告。
…とまことしやかに言われていますが実際には、どうか?
となれば、梅雨の気配孕むころから、さりげないリサーチ欠かさず、
で、今年の咲き始めを発見したのは5月下旬。
ええっ!全然早いじゃん!!
と思うも、奄美諸島界隈=5月14日・沖縄=16日、九州南部=31日梅雨入り。
ってことで、一部、忖度咲きかと思うことにした。
さて、その後。
6月に入ると、なぜか空き地や公園といっても手入れされてなさそうな草むらにて、続々と花咲かせまくりの今年。
なんでこんなとこに?と思うと同時に、数日後からの天気予報に見事に続く傘マーク。
もしや、この花。
「梅雨入りの頃咲き始める」ってより、「梅雨を予告する花=梅雨告げ花」なんだなと認識を改める次第です。
そして、関東甲信越にも梅雨入り宣言。
我が世の春…じゃなくて梅雨が来たとばかりに、美しく咲き誇る立葵。
立葵。
ああ、立葵。
しかし、やや気になるのが…。
もうてっぺん部分のつぼみがそう残ってないってことかなぁ。
天気予報での梅雨明け予定は、7月中下旬となってるけど、もしや今年は梅雨明け早い?
っていうか、実はまだ、西日本は梅雨入りしてないんだよなぁ。
◆今日は、2019年6月11日/旧暦5月9日/皐月己卯の日/月齢7.7日
◆日の出4時25分 日の入18時57分/月の出12時29分 月の入0時31分