今日から七十二候は「半夏生」に。今日は雑節も「半夏生」。ダブルで強調してるけど、田植え終了の合図なんだとか。水辺では「半夏生」咲く(*’▽’)。/7/1=旧5/29・己亥

今日から七十二候は「半夏生(はんげしょう)」の時期です(7月2日~6日)。

暦は「半夏(はんげ)」=「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草が生えてくる頃と言いますが…。

実は、二つ前の七十二候「乃東枯」「乃東」=「靭草(うつぼくさ)」とともに、一度も遭遇したことのない草。
得意の画像検索にて、確認し⇒「烏柄杓(からすびしゃく)」、ああこの妖怪みたいな草ねと確認。

代わりに、というかそのものずばりの名を持つ「半夏生」といえば、この草だよねぇ~(*’▽’)。

半夏生

と眺めにGO!

半夏生

場所は、ご近所不忍池です。

この草は梅雨の頃に、葉が白く化粧したかのように染まって別名「半化粧」
実は、鎖のような花が咲くころは、そろそろ梅雨の後半でもあるそうですが、天気予報では、今年の梅雨は長そうだとか。

鎖状の花、たくさん咲いてますが、どっちの予報が正しいかしら?

そういえば、半夏生は、梅雨の時期に水辺に咲く花。

私の行動範囲だと、不忍池のほかには、皇居東御苑の二の丸庭園にも咲きますが…。

半夏生皇居

やはり、小さな小川の畔に群生。

おおっ!雨の日に似合いの花でもありますねっ!

半夏生

ふふふっ、これは一石二鳥にて、今年の夏の七草にしてしまおう!

今年の夏の七草は「夏の水辺の七草」を探してますが、その3つ目はこの「半夏生」…とややどさくさまぎれに決めたっ(*’▽’)。

(ちなみに、少し時期が空きましたので、ひとつ目が「睡蓮」、2つ目は「花菖蒲」にさせていただいてます。)

雑節&七十二候、ダブルで「半夏生」を強調する意味は?

話を暦に戻して…。

実は、暦は、七十二候と雑節ダブルで「田植えの時期は終わりだよ~!」と警告している…みたいです。

かつて、「半夏生」過ぎても田植えが終わらなかったら、米の収穫が減るとも言われた。
だから、農家は、無理やりにでも「半夏生」までには田植えを済ませたんだとか。

それは、この現代でも同じですよね。

実際「半夏生」の数日が過ぎれば、次は、二十四節気の「小暑」、七十二候は「温風至(あつかぜいたる)」。
「暑」だの「温」だの、植物の生育にはぴったりで、ヒトの生活には、うんざりな日々到来。

やっぱ、無理くりにでも田植えを終えた苦労…わかる気もします。

しかし、今年は、特に西日本が、またも豪雨の日々。

田植えを終えたはいいけど、被害が心配される日々でもあります。
うーん。

◆今日は、7月1日/旧暦5月29日/皐月己亥の日/月齢27.7日
◆日の出4時29分 日の入19時01分/月の出2時54分 月の入17時23分