今日から七十二候は「半夏生(はんげしょう)」の時期です(7月2日~6日)。
暦は「半夏(はんげ)」=「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草が生えてくる頃と言いますが…。
実は、二つ前の七十二候「乃東枯」の「乃東」=「靭草(うつぼくさ)」とともに、一度も遭遇したことのない草。
得意の画像検索にて、確認し⇒「烏柄杓(からすびしゃく)」、ああこの妖怪みたいな草ねと確認。
代わりに、というかそのものずばりの名を持つ「半夏生」といえば、この草だよねぇ~(*’▽’)。
と眺めにGO!
場所は、ご近所不忍池です。
この草は梅雨の頃に、葉が白く化粧したかのように染まって別名「半化粧」。
実は、鎖のような花が咲くころは、そろそろ梅雨の後半でもあるそうですが、天気予報では、今年の梅雨は長そうだとか。
鎖状の花、たくさん咲いてますが、どっちの予報が正しいかしら?
そういえば、半夏生は、梅雨の時期に水辺に咲く花。
私の行動範囲だと、不忍池のほかには、皇居東御苑の二の丸庭園にも咲きますが…。
やはり、小さな小川の畔に群生。
おおっ!雨の日に似合いの花でもありますねっ!
ふふふっ、これは一石二鳥にて、今年の夏の七草にしてしまおう!
今年の夏の七草は「夏の水辺の七草」を探してますが、その3つ目はこの「半夏生」…とややどさくさまぎれに決めたっ(*’▽’)。
(ちなみに、少し時期が空きましたので、ひとつ目が「睡蓮」、2つ目は「花菖蒲」にさせていただいてます。)
雑節&七十二候、ダブルで「半夏生」を強調する意味は?
話を暦に戻して…。
実は、暦は、七十二候と雑節ダブルで「田植えの時期は終わりだよ~!」と警告している…みたいです。
かつて、「半夏生」過ぎても田植えが終わらなかったら、米の収穫が減るとも言われた。
だから、農家は、無理やりにでも「半夏生」までには田植えを済ませたんだとか。
それは、この現代でも同じですよね。
実際「半夏生」の数日が過ぎれば、次は、二十四節気の「小暑」、七十二候は「温風至(あつかぜいたる)」。
「暑」だの「温」だの、植物の生育にはぴったりで、ヒトの生活には、うんざりな日々到来。
やっぱ、無理くりにでも田植えを終えた苦労…わかる気もします。
しかし、今年は、特に西日本が、またも豪雨の日々。
田植えを終えたはいいけど、被害が心配される日々でもあります。
うーん。
◆今日は、7月1日/旧暦5月29日/皐月己亥の日/月齢27.7日
◆日の出4時29分 日の入19時01分/月の出2時54分 月の入17時23分