「終戦の日」は、晴れた空と蝉の鳴き声。
もちろんそれは、終戦の日や第二次世界大戦をテーマに描かれたドラマや映画による刷り込みです。
実際、関東エリアは晴れだったみたいですが、東北や北海道は曇天で、しかもこの年は冷夏だったとか?
それでも今日は、夏の空見上げ、75年前のこの日を想像してみます。
しかし、もちろん、リアルに想像できることって…ないですよねぇ。
近頃の興味は、なぜ始まってしまったのか?
そして、なぜうまく収束できなかったのか?
今年も、まずは、この一冊『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を取り出して、読みます。
「終戦の日」が近づくと、第二次世界大戦末期の日本の様子から終戦までの報道やドラマが増える。
そして、日本がやられた悲惨な体験だけがクローズアップされるような気がします。
もちろん、そのことが語られるのも、知るのも重要。
しかし、それだけでは、戦争にかかわる多くの「何故?」の答えにはたどり着かない。
加えて、学校教育でこのことに関して学ぶ機会がなかった…と、気が付いたのも、いいかげん大人になった最近です。
この一冊は、日本の近代の4つの戦争をテーマにした中高生向けの集中講義をまとめたもの。
戦争という悲劇は、明治時代に早々タネが蒔かれ、さしたる軌道修正することなく育てられていったと読めます。
コロナ禍の今年は、読めば、いままで見えなかった発見があるような気がしてもいます。
◆今日は、2020年8月15日/旧暦6月26日/水無月庚寅の日/月齢25.4日
◆日の出5時00分 日の入18時31分/月の出0時39分 月の入15時33分