正月2日に見る夢が初夢…ってほんと?
ホントというより、その説もあり…でしょうか?
かつて、正月の空に「お宝ぇ~、お宝。」の声を響かせて「宝船売り」がやって来た。
それが、いつから始まったかは調べがついてませんが、昭和初期まで続いていたと、民俗学者柳田國男さんの「初夢と昔話」(「定本 柳田國男集 第6巻」筑摩書房)にそんな記述がありました。
売ってるものは、こんな感じに和紙に描かれた「宝船」。
これを、2日の夜に枕の下に敷いて寝ると初夢は吉夢になるんだとか。
ということで、私は、今宵の夢が「初夢」と信じ、この「宝船」を枕の下に眠りについて、「初夢」吉夢狙いとする次第。
ちなみに今年の「宝船」は、上野の五條天神社から授与いただいたもの。
五條天神社のご祭神は、医薬祖神
五條天神社には、『古事記』&『日本書紀』にも登場する、日本に医薬を広めたとされる神さま、大己貴神(おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなびこなのかみ)二柱がいらっしゃる。
コロナ禍が止まない年末年始なもので、やはり「初夢」で見たい吉夢は、コロナ禍が去って、ごくごく普通の日常が戻る夢。
なので、今宵の宝船は、「医薬」を司る、こちらにさせていただきました。
ちなみに、この「宝船」を使った神事は、正しくは「宝舟(ほうしゅう)の神事」と言われ、室町時代以前からずっと続く習俗なのだそうです。
その由緒もすごいっ💦
◆今日は、2021年1月2日/旧暦11月19日/霜月庚戌の日/月齢18.5日
◆日の出6時51分 日の入16時39分/月の出19時41分 月の入9時12分