今日は「百人一首の日」です。
1235年(分暦2年)の今日、藤原定家によって小倉百人一首が完成に至った。
…というのが「百人一首の日」の由来。(←旧暦なので日付を採用)
ここ数年、この記念日には、英訳バージョンのコレ。
『A Hundred Verses From Old Japan – 百人一首』ウィリアム ポッター訳を、少しずつ読むのが恒例でしたが。
このコロナ禍の中、時間があったもんで今日の記念日を待たずに無事読了。
となると、今年はどうする?
もちろん、何か関連の書を読みたいなぁと思う。
加えて、英訳本を読むのと同じぐらいハードル高めのものにトライしたいというのもある。
今年は江戸人に教えてもらう「百人一首」を読んでみよう!
何かないかなぁ…とご近所の図書館を探したら、ありましたっ!
本書は、江戸時代後期の国学者、尾崎雅嘉による『百人一首』注釈書。
1首目の天智天皇の「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露に濡れつつ」から…。
100首目の順徳院の「百敷や古き軒端のしのぶにもなほ余りある昔なりけり」まできっちり掲載。
和歌の解説に加え、歌人のエピソードもあって興味深い。
さらに…。
江戸時代の浮世絵師・大石真虎の挿絵が、元の本にあった図版どおりに収められてる充実ぶりである。
ただしっ!
当然のことながら、文章は文語体!
英語よりハードル高かったりしてなぁ(-_-;)。
今日は、図書館の本で、天智天皇のページから読みはじめ、そのまま読み続けられそうとなったら改めて購入するつもり。
昨年まで読み続けてきた英訳同様、ゆっくり前に進んでいけばいいかなぁ。
ってことで、今日はさっそく1ページ目からっ!
◆今日は、2021年5月27日/旧暦4月16日/卯月乙亥の日/月齢15.3日
◆日の出4時29分 日の入18時48分/月の出19時55分 月の入4時50分