七十二候は「乃東枯」に。暦が、いまだ見ぬ「乃東=夏枯草(かこそう)」が咲くという頃は、町には夏の花が咲く。たとえば、「紫君子蘭」とか(*’▽’)。/旧暦5/13・辛丑

七十二候は「乃東枯(なつかれくさかるる)」の時期です。(6月21日~25日)

「乃東(なつかれくさ)」とは、「夏枯草(かこそう)」あるいは「靭草(うつぼくさ)」と呼ばれる草花のこと。

暦はその「夏枯草あるいは靭草が咲く頃」と言っています。

ちなみに「咲く」「枯の」の字を当てたのは、その花が盛りの頃は、紫色が濃くなって黒く見える。
それが枯れたようにも見えるから。

ああ、今年もそんな花には遭遇ならずだなぁ。
…と思いつつ、毎度おなじみの画像検索で、眺めるのみにてもう何年目だろう?

街暮らしには、暦が「乃東枯」と言ったら夏の花が目に付く頃。

といってもまだまだ外をうろつくのは憚られるので、たまの外出に注意深く観察するのみ…なんですが。

ほらっ!
夏の花「紫君子蘭」の花咲き始め発見っ!

紫君子蘭

いつもは、梅雨の終わりごろに咲き始めるんですが、今年は少し早いかな?

まだ蕾もたくさんあるから…。

紫君子蘭

花の時期はまだ長そう。

ひとつの茎に複数の花咲かせる様子が、千手観音さまの様だ。

この花が咲く様子を見るたび、そんな風に思うのも。

紫君子蘭

いつもは、この花。
東京の新暦お盆の頃咲くからなんだよねぇ…と思い出す。
やっぱり、今年は、半月ぐらい早い。

それでも、もう半月したら、東京はお盆の日々かぁ。
コロナ禍のまま、季節は、2度目の新暦盆に盛夏ですねぇ…ああ(-_-;)。

◆今日は、2021年6月22日/旧暦5月13日/皐月辛丑の日/月齢11.7日
◆日の出4時26分 日の入19時00分/月の出16時13分 月の入1時57分