今日は6月晦日の「夏越の祓」。いゃあ、早いねぇ。
東京都内では、拝殿前に大きな茅の輪を配した神社が多く。
さあて、今日はどちらで夏越の祓をいたしましょうか?
…と、例年なら迷うところ。
しかし、コロナ禍の今は、やはりご近所にて。
今年は、駒込の天祖神社の茅の輪をくぐってお参りいたしました。
左から回って
⇒次は右へと8の字にくぐり。
再度、左へくぐって、最後は正面の拝殿にてお参り。
今年も無事、この半年の厄を祓っていただき、残り半年間の無病息災祈願(´▽`) ホッ。
駒込天祖神社の「茅の輪」は、野趣あふれる魅力。
育った東北の街でも、もちろん「夏越の祓」の行事はあるのですが、実はこの神事を知ったのは上京してから。
自然物だけで作った大きな輪っかの意匠が、美しく。
しかも、基本は守りながらも、神社によって微妙にカタチが違うのも面白い。
コロナ禍以前は、なるべくいろいろな神社の茅の輪をくぐってみたものです。
その中でも、この天祖神社の茅の輪は、その野趣あふれる佇まいが魅力的。
毎年、採取してきた茅(ちがや)を使い、輪っかにまとめ。
結んだ縄の意匠までも美しい。
そして、お参りを終えて、振り返ると、茅の輪の向こうには、銀杏並木の参道。
突如、背後から風を感じ、銀杏並木の間を、さやさやと渡ってゆきました。
ああ、確かに、厄災が風とともに去っていったような…。
ここにいるだけでほっとします。
コロナ禍の今年だからこそ、ここに夏越の祓いのお参りに来てよかったかもなぁ。
それでも、「来年の夏越の祓いは、コロナ禍は去り、より晴れ晴れと」と、祈ってみたものでした。
◆今日は、2021年6月30日/旧暦5月21日/皐月己酉の日/月齢19.7日
◆日の出4時28分 日の入19時01分/月の出23時14分 月の入9時58分