今日は、「長崎原爆忌」。この日が近づけば、眺めに行きたくなる柿の樹の場所へ。今年もたわわな実りを祈るように見上げる。/旧暦7/2・己丑

今日の「長崎原爆忌」は、この被爆柿の二世の樹とともに。

ご近所に初音の森という名の防災広場があって、その片隅に植栽された一本の柿の樹。

長崎原爆二世の柿の樹

長崎の日「長崎原爆忌」が近づくと、必ず眺めに行くこの樹は、1945年8月9日に焦土となった長崎にて、生き残った奇跡の柿の木の子孫。

瀕死状態だったのを樹木医が蘇生させ苗木を生み出すまでに回復。
⇒その苗木は平和の象徴として、日本各地へ植栽された。

この樹は、これはそのうちの一本。

原爆二世の樹

なので、長崎原爆忌が近づくと、どうしても気になりだす次第。

この夏も、立派に青実をつけています。

けっこうたわわ。

二世の柿の樹

実は、昨年はぜんぜん実がついてなかったんでちょっと心配してたんですが、今年は何事もなかったようにたくさん実っておりました。

今朝は、台風一過の九州地方。
大きな被害がなかったことを祈りつつ、今日の長崎の日を迎えます。

午前11時02分には、黙祷。

「夾竹桃」咲くのを眺めて「広島の日」を。
「被爆柿の木の二世」の実りを見あげて「長崎の日」を思い偲ぶ。

これは、毎夏、過去の暴力と悲劇を忘れない、考え続けるための個人的な習慣。
ささやかでも、忘れないというのは、大きなチカラの一部ぐらいにはならないだろか。

…という、個人的な祈りでもあります。

◆今日は、2021年8月9日/旧暦7月2日/文月己丑の日/月齢0.6日
◆日の出4時55分 日の入18時38分/月の出5時09分 月の入19時23分