七十二候は「寒蝉鳴」に。本来ならば、降るように聴こえてくる蝉の声。大雨続きになって彼らはどうしているだろか?/旧暦7/9・丙申・上弦

七十二候は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」の時期です。(8月12日~17日)

「ひぐらし」の読みを尊重し「蜩(ひぐらし)」って、今頃鳴き始めるんだっけ?
とか思うけど…。

暦のいう「寒蝉」は、「秋を告げる蝉」の意味。
暦は「蝉鳴く頃」と言いながら、秋がそこまで来ていることを告げています。

…と言っても、この暦の頃になってから日本列島のほとんどが大雨続き。
うるさいほどに鳴いていた蝉の声がピタッと聞こえなくなってしまいました。

うーん、このまま蝉の声を聴かないまま秋になるのはやはり寂しい。

「蝉時雨(せみしぐれ)」がうるさいほどだった日々の蝉事情。

さて、問題です(*’▽’)。

アブラゼミが三匹

この写真の中には、何匹の蝉がいるでしょう?

答えは…。

向かって左端の枝に一匹。

アブラゼミ

そのまま視線を右に移動して、写真中央。
枝の支えになっている添え木に一匹。

アブラゼミ

そのまま右端へ。二股に分かれた枝の右側に一匹。

アブラゼミ

合計3匹(*’▽’)。
羽根が茶色く模様がはっきりしているんで、たぶん全部油蝉(あぶらぜみ)ではないかと。

鳴き声から判断すると、この公園には、つくつく法師みんみん蝉もいる気配。
声のする樹を見上げて、ゆっくり探せば、彼らの姿も見られたかもなぁ。(←若干急ぎの用事の合間にとおりすぎたんで)

ちなみに、写真は、七十二候「寒蝉鳴」に入ったばかりの8月12日に撮ったもの
木陰を求めて、足を踏み入れた公園では、まさに降るように蝉の声であふれてました。

翌日からの大雨。
蝉たちは、どうしているんだろうか?

案外、雨が降っても、深い木立の中でも悠々鳴いていたりするんだろうか?
そうだといいなぁ。

◆今日は、2021年8月16日/旧暦7月9日/文月丙申の日/月齢7.6日/上弦の月
◆日の出5時00分 日の入18時30分/月の出12時57分 月の入23時12分