東京は新暦盆。今年も、寺の本堂には美しい切子灯籠。さやさやと、しずかに風に揺られておりました。/旧暦6/17・己巳

スーパーの棚にお盆のお供えセット。花屋さんにはほおずきの枝。

7月に入った東京は、そんな風にお盆の準備がスタートする感じ。

東北育ちの私は、お供えセット眺めて、なんで?
とか思い、そうだ、東京は新暦盆なんだよなぁ…とちょっと驚き→納得を毎夏繰り返す。

それから、7月7日の棚幡(七夕/たなばた)に精霊棚作り。
7月13日⇒迎え火。
7月14・15日⇒東京のご先祖様が戻ってらっしゃる。

という段取りのはずだけど、もはや迎え火を焚くのに出会うことはなくなった。

ああそうかぁ~!と急ぎ寺町方面へ。

暑さは収まったけど、ここ数日続く悪天候。
そのせいで眺めに行くのをすっかり忘れておりましたっ!

仏教寺院の本堂に揺れる、美しい「切子灯籠」
せめていちばん気に入りの長明寺のものだけでもっ!

切子灯籠

うーん、日が傾いて、山門は閉じてしまってました。
外から眺めるのみですが、手前の枝垂れ桜の葉が豊かすぎて、チラリとしか見えません。

それでも、そっと手を併せ。
この界隈に帰ってきた方々も、この美しい切子灯籠を眺めていらっしゃるのではと想像したり。

そのまま日暮れた街を帰路。

おおっ!
これは、初めて眺める切子灯籠かも?!

切子灯籠

谷中七福神詣では、布袋様でおなじみの修性院
毎正月にお参りしてても、そーいや今頃はなかなかここまで来なかったかも?

あまり類似系がないすっきりした意匠が美しいです。

実は…。

お盆に切子灯籠を飾るのを見たのは東京に住むようになってから。

仙台育ちの私には、嬉し懐かしなこのカタチに興味津々。
子供のころに毎夏眺めた仙台七夕飾りとそっくりだものね。(←七夕飾りは、色合いが派手ですが。)
まあ、時期的にも、七夕飾りのルーツってこれだろなぁと思う。

ホントは、今年こそは仙台の七夕祭りへと思ってましたが、まだもコロナ禍パンデミック状態に突入。
今年も眺めに行けなさそうです。

…たぶん、旧暦盆の福島帰省も無理だろなぁ。

◆今日は、2022年7月15日/旧暦6月17日/水無月己巳の日/月齢16.0日
◆日の出4時36分 日の入18時57分/月の出20時38分 月の入5時44分