七十二候は「土潤溽暑」に。見ただけで暑苦しいコトバ。酷暑が戻って、暦の通りそんな日々に、雑草たちが元気です。/旧暦6/30・壬午

七十二候は「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」の時期です。(7月28日~8月1日)

「土が潤い、蒸し暑い日々」と暦。

確かに、酷暑が戻り、そんな日々が続いております。

しかし、この「溽暑(じょくしょ)」ってコトバ。

ただ眺めるだけでも、息苦しいぐらい暑苦しい。
よくぞこんな文字を作り出したものだと、毎夏、感心しきり。
げんなりすることしきりです。

ヒトはげんなりでも、草々は嬉しそう。

「土潤溽暑」の頃は、雑草たちが生き生きと育つ頃。

ご近所でも数少なくなった空き地。

雑草が元気

梅雨入り頃に、きれいに駆除されたなぁ…と眺めたここも、あれよあれよと雑草天国です。

面白いのは、切通しの石垣。

この時期は、石の隙間から生えた草々が、もりもり育って、あたりを覆う。

ブロックの草

それを遠目で眺めて楽しんだり。
この独特の草の生え方育ち方って、何によるものなのかしらね。

こちらも盛大に育ったものです。

切通しの草育つ

面白くなって、暑さも忘れ、しばし行ったり来たり。

そしたら…。

菫の実

足元に、菫が実を結んでおりました。
向かって右はしは、鞘をはじいて種を飛ばしたあとでしょうか?

菫の花との遭遇は、4月中旬、七十二候「虹始見」の頃。それが、7月下旬「土潤溽暑」に実を結ぶ。
これはちゃんと覚えておこうと思います。

◆今日は、2022年7月28日/旧暦6月30日/水無月壬午の日/月齢29.0日
◆日の出4時46分 日の入18時49分/月の出3時48分 月の入18時51分