暦眺めて「ああ、今日は重陽の節句かぁ」と軽く驚く。
9月に入って、いわゆる危険な暑さは去ったけど、まだまだ暑く。
菊の節句たる重陽の節句のイメージはゼロ…なんですもの、ねぇ…。
それでも、菊は飾らねば。
菊…いいのはないだろなぁ…と思いつつも花屋を覗く。
今年は、いい感じのが揃ってましたっ(*’▽’)。
葛飾北斎が好んだとされる「巴錦」風(左)、花びらが飛び跳ねるような江戸菊風(右)に、黄緑とピンクの色合いが可愛い(中)の3輪。
近ごろの花屋さんは、古い暦をかなり意識しているようで、ちゃんと重陽の節句を祝うに相応しい菊に出会えました。
さっそく、お供え。
まずは、我が家の室礼もどきコーナーに2輪を飾る。
今年の室礼だとわかるように、傍らには寅さんにいていただきました。
江戸菊風の一輪は、根津神社の月次花御札とともに。
9月の花御札は、重陽の節句の古式ゆかしい行事「菊被綿(きくきせわた)」が描かれてます。
ああ、「菊被綿(きくきせわた)」の行事にもずいぶん足を運んでないなぁ…と思いつつ、昔の写真を眺めてしみじみとする。
◆今日は、2022年9月9日/旧暦8月14日/葉月乙丑の日/月齢12.8日
◆日の出5時19分 日の入17時58分/月の出17時39分 月の入3時24分