七十二候は「草露白(くさのつゆしろし)」の時期です。(9月8日~12日)
暦は「白露」に続き「草地に降った露が白く光って見える頃」と言っています。
こうして、暦は、同じ意味の言葉を持ち出し「涼しさ」を強調するのはなぜなんだろう?
リアルは、ぜーんぜん涼しくならないのもあって、今年は特に気になります。
…っていうか、暦に忖度でもして、いい加減に涼しくなってほしいなぁ。
暦が「草露白」と言い出すと、個人的に頭に浮かぶのは露草の青。
初夏からポツポツ咲き始める露草。
それを、晩夏の言葉「草露白」を眺めて、ことさらに思い出すのは、なぜなんだろう?
残暑の去り際、少し涼しくなる(はずの)今頃に、ハッとするほど群生した青い花に遭遇することが多い気がするから?
と言っても今年は、まだポツリポツリで、まとまって咲くのに出会ってないんですけどね。
…やはり暑すぎるから?
あるいは、この涼し気な青色のせい?
なんとなく、夏の暑さを和らげてくれそうな色合いです。
ああ、それにしても。
露草よ露草、今年は、その涼しげな青色をもってしても危険な暑さが去りません。
もしかしたら、青く群生するあなたの姿を見ないうちに、コトっと冬になったりしてなぁ…ああ。
◆今日は、2023年9月12日/旧暦7月28日/文月癸酉の日/月齢26.7日
◆日の出5時21分 日の入17時54分/月の出2時19分 月の入16時47分