七十二候は「東風解凍」でスタート。

七十二候の最初は「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」です。

二十四節気「立春」から始まる七十二候最初の5日間は、「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」です。

暦は、「そろそろ、暖かな東風が吹いて、氷を解かし始める」頃だと言っています。

昨日めでたく「立春」を迎え、北から吹く寒風から、暖かな東から吹いてくる風へと風向きも変わる。
温かな風は、凍てついた水も柔らかくとかしてくれるでしょうと。

…まあ、暦の上ではなんですが😊。

「東風」は「こち」とも読むけど、やはり「はるかぜ」と呼ぶのがステキだ。

東から吹く風は、新しい季節「春」を運んでくれる風。
その「東風」に「はるかぜ」と読みを当てるって、センスがいいなと思います。

これは「七十二候」が中国伝来であるなごり。
当時、中国で親しまれていた陰陽五行思想では、春は東を司る。
だから、東風なんだって。

これはちょっとした季節の豆知識。

しかしっ!
リアルは、東風吹けよっ!
いつ吹くんだよ?
…と、やや荒れモードになってしますほどの寒さですが😊。

それなら「東風をとらまえてみよう!」

…と、持ち歩きたくなるのがコレ。

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「方位計」です。

今いる場所の東を正確に知って、風を待つ。

方角が分かれば、あとは、人差し指一本。
ちょっとなめて湿らせて、高く掲げ、指の乾いた側から風は吹いてきているはずです。

東は、日の出ずる方角。

新しい1日は東から。
とすれば、東風(こち)は、何か新しいモノを運んで来る、期待の風ではないかしら?

どうぞ、早く、暖かな春とともに、何かいいことも一緒にやってきて!

実際の2014年「立春」は、春に入ったと思ったら寒波来襲!
「立春寒波」などというコトバが存在するコトを初めて知りました。

さあさ、暦は「東風解凍」と宣言したぞっ!
東風はいつ吹く?!!

★★今日は、2014年2月5日/旧暦1月6日/睦月丁未の日